孔明、月英伝(4)

ウィズを捜して歩き回った3人は宇宙船の側で食事をしていた。

『…あと、捜して無いのは南の方だけが…』
『…そうだな…』
『明日にでも、もう一度捜しに行くか…』
『…。』
『…どうした、スクエ?』
『…サンダース…俺達はもう帰れないだろうな…。』
『…そうと決まった訳では…』
『…多分無理だ。もうこの地で生きるしかないだろう…』
『…スクエ…』
『…俺は昨日帰って来てからずっと考えていた…。…帰れないのならこの地で王になろうかと…』
『!』
『この野蛮な地ならば俺達の力があればすぐにでも王になれる!』
『スクエ!』
『俺はもう決めたんだ!』
『そんな事は許さない!』
『トレジ、お前はどうする?』
『…俺もスクエと共に王になる! 』
『トレジ!』
『サンダース、考えてもみろ!もう帰れないのだぞ!ならばここで楽しく過ごせば良いではないか!』
『…その様な事は出来ない。力づくでも止める!』
『そうか…。しかし我らはもう決めた!』
『スクエ…』

サンダースの手には雷の弾が握られていた。

『雷か…。…トレジ!』
『…ジジジジ…』

トレジの手にも雷が握られている。

『…くっ…』
『…サンダース…我らは明日ここを出て北へ行く…考えが変わったらいつでも来い…。』

サンダースとスクエ、トレジは袂を分かった。
スクエとトレジは、幽州の仁侠張梁を洗脳し兄弟となる。名を張角、張宝と改め、やがて、張角の洗脳と張宝、張梁の実行で黄巾賊を作り、乱を起こすのだった。

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最終更新:2006年12月13日 09:05