第七十九話
「悲しい笑顔」


呂布「……聞イテルノカ?チョウセン…。」

チョウセン「あ、あ…、ごめんなさい、何でしたっけ?」

呂布「ドウシタ?元気ガ無イヨウダガ…。」

チョウセン「ううん、大丈夫。あっ、呂布様、その首飾りは何ですの?」

呂布「コレハ十字架ト言ッテ、俺ノ国ノ神様ニ、祈ルモノ…、デモ…。」

チョウセン「でも…?」

呂布「神様ハ信ジテ無イ、ダカラ、コレハ死ンダ母親ニ祈ルモノ…。」

チョウセン「そうなんだ…、私と似てますね…。私も物心ついた時には、1人ぽっちだった…。」

呂布「…デモ、今ハ俺ガイル、愛してる、チョウセン。」

チョウセン「呂布様…。」


チョウセンは悲しく笑った。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2006年12月13日 08:55