『迷探偵董白の事件簿』
第1話
「か、感性の問題なんだからっ!」


『パシャ!パシャ!』
響くシャッター音…。
現場検証中…

董白
「ふぅ…やっと着いたわ…。何よ!あのオッサン…
『お嬢ちゃん、飴玉あげるからオジサンと遊ぼうよ…ハァハァ』
ですって!?私は子供じゃないんだからっ!おかげで遅れちゃったじゃない!」

(問題はそこなのか…董白ちゃん…)

刑事1
「警部補!被害者は……氏…年齢は…」

董白
「(現場検証中みたいね…)」

トコトコと刑事のそばへ歩く董白…

李儒警部補
「ふむ…そうか…ご苦労…。むぅ…董白探偵はまだか?」

董白
「…来てあげたわよ…」

李儒警部補
「ム…!声は聞こえど、姿は見えず…。おふざけはよして下され…董白殿…」

董白
「ここよ!ここ…!下!」
李儒警部補
「お…おぉ!董白殿!小さいので見えませんでした!…あ、そうだ…(ゴソゴソ)…飴玉があるんですが食べますか?」

董白
「あ、貴男が高すぎなのよっ!って飴玉!?貴男も私と遊びたいの?」

(李儒の身長は170もありません…)

李儒
「…?。別に遊びませんが…。そうそう…被害者は…」
董白
「解ったわ…貴男ねっ!顔が豚のように腫れあがってるわ!」

小太りの刑事2を指差し、自身満々に叫ぶ董白…

刑事2
「え…あ…生れ付きなのですが…」

董白
「ふ、太りすぎよっ!私の何倍も重そうだもの!」

李儒警部補
「董白殿が軽すぎなのですよ…」

董白
「む~。私…もう帰る!」
李儒警部補
「あぁ!待ってくださいよ~!」

刑事たちの受難はつづく…

(あれ?被害者は?)

第1話・完

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2006年11月27日 23:15