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第九十五話
「戦場の華」
その青年は美しく戦う。
まるで、舞いを舞うかのように。
緩やかに腕が伸び、しなやかに矛がそれに続く。
まるでバイクと青年が一体化しているように綺麗な姿だった。
青年は麹義隊を次々なぎ倒していく。
しかし、返り血すら浴びていない。
首が飛ぶ瞬間にはそこにいないからだ。
その戦場に似つかわない美しい姿に両軍の動きが完全に止まった。
麹義「……おそらく俺の最後の敵になる、お前の名は…?」
「趙雲子龍…だ。」
麹義は一撃の元に切り捨てられた。