「第二十八章」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

第二十八章」(2007/01/10 (水) 21:43:19) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

第28章 『乱流』 喫茶店内は異様な雰囲気に包まれていた。 「カラン、カラン。」 『ちはっ、郭姉、…酔逸知らない?』 『い、いらっしゃい、王ちゃん。…わ、解らないわ。』 『?、どうしたの、郭姉?』 『え?何が?…それよりも貴方に会いたいって人が…』 『ん?』 汰譜王が店の奥を見ると男が1人。 『…ハグッ、ハグッ…いや~旨いね~、このナポリタン。こんな安くて旨い店があったなんてな~。』 『!、洋食!』 『お、汰譜王!』 『何の用だ!』 『…お前もかよ。だから対立候補を見にきただけさね。…ん~旨かった。郭姉、マッチ有るかな?』 『は、はい…。』 洋食はカウンターへと近付きマッチを受け取り煙草に火をつけた。 『…くぅ~、食後の一服は良いね~。』 『…。』 少しの沈黙…。 『…さて…Dに挑む訳か…。』 『…Dを…お前ら綺羅祭壇を…潰す!』 『あっそう…、まあ、そう熱り立つなよ。…ところで、すいか君は元気か?』 『!』 『…元気な訳ないか、誰かさんのおかげで植物状態だからな~。』 『違う!あれは…』 『お~怖。親友を手にかけるなんてな~。』 『…あいつが綺羅祭壇から力をもらい俺を襲ったからだ!だから仕方なく…』 『本当にそうか~?歩実って娘を取られるのが嫌だったんだろ~。うわ、自分の欲望の為に親友をやるなんてひで~。』 『!!』 『あ、でも結局歩実ちゃんは君のものにはならなかったんだよね~。ははは~。』 『!!!…てめえ…』 瞬間的に汰譜王の拳が洋食に襲いかかる。 洋食は拳をひらりとかわすとカウンターに飛び乗る。 汰譜王はさらに洋食に攻撃を仕掛ける。 しかし、洋食は攻撃を受ける前にカウンターの奥に移動し郭姉を盾にした。 その手にはピストルが握られている。 洋食は郭姉を連れながら入口へと移動していく。 『ふふんっ、俺を口だけの男だと思うなよ。これ以上来ると綺麗なお姉さんがどうなっちゃうかな~?(笑)』 『ぐっ…郭姉を放せ!』 『…さて、くだらない話はこれくらいにして…あ、そうだ!お~い…』 『?』 洋食が声をかけると厨房の方から酔逸が出て来た 『酔逸君、聞いた?やっぱりすいか君をあんな風にしたのは汰譜王だったんだよ。』 『…汰譜…王…』 『…酔逸…これには…』 『…さて、修羅場の前に俺は帰るかな~。ナポリタン美味しかったよ~、郭姉~「チュッ!」』 『きゃっ!』 洋食は郭姉の頬にキスをした 『洋食~!!!』 『じゃあな汰譜王!あっはっはっは~。』 洋食は郭姉を放し外へと消えていった。 残された3人の間には重い空気が流れていた。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: