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第二十二話
「董卓、帰還。」
『こちら、皇宮前です!たった今、董卓将軍が憎き十常侍から天子様と劉協様を救い出しました!現場では、董卓将軍と天子様を讃える人々で溢れかえっておりますっ!』
曹操「憎き十常侍だと…、ついにマスコミにも手が届かなくなったか…。」
夏侯惇「ああ、何でも北ボウパーキングエリアで死体で発見されたらしい…。」
曹操「エン紹はどうでるかな…。」
ー皇居ー
少帝「母上~!」
何太后は今や天子となった我が子を抱きしめた。
何太后「よくやった、董卓…、褒美をつかわそう。」
董卓「褒美なぞ、いらぬ…、それより話がある…。後で尋ねるぞ。」
大臣「なっ…、太后様に対して無礼なるぞ!」
董卓が大臣を睨む。大臣はみるみる萎縮した。
何太后「まあ、よい。では太后殿まで来るがいい…。」
何太后「さあ、弁、いや、少帝、疲れたろう?ゆっくりお休み。」
十常侍が滅び、都には平和が戻った……。
しかし、これは嵐の前の静けさであった。