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激しく打ち合う6人 孫策「ここでお前を討っておけば権が楽になるからな!覚悟しな!」 曹操「たかが小覇王ごときが生意気な!我はすでに覇王だぞ!」 孫堅「さすが隻眼の勇将!なかなかやるな!」 夏侯惇「貴様なぞには負けぬ!」 許楮「俺の嫁とりの邪魔をするな~!」 周喩「…?、意味が解らぬが私は智謀だけの男ではないぞ!」 互いに相手を変えながら打ち合う6人 一方ホウ統 ホウ統「ようやく後ろに回り込んだな…。呂布の隣りにいるのが多分娘だな…その隣りは…誰だ?…謀士っぽいな…呂布の謀士といえば…陳宮か…。おそらく二組が疲れ切った所を襲うつもりだな…さて、どうするか…。(しばし考えて)…!、……仕方ない…これでいくか…後は呂布が出て行くのを待つだけだ…」 まだ打ち合う6人 曹操「…はぁ、はぁ、はぁ…さすが孫武の一族…」 孫堅「…はぁ、はぁ、はぁ…決着が着かん…」 6人が疲れ切って動きが止まりかけた瞬間 陳宮「今だ!呂布!」 呂布「おう!呂姫いくぞ!」 呂姫「はい!」 呂布ら、6人を襲う 曹操「!、呂布!」 孫堅「!、くっ!」 呂布「我はこの中華に君臨するのだ!まずは孫堅、お前から地獄に帰れ!」 曹操達には目もくれず孫堅達に襲いかかる呂布達 その瞬間、ホウ統、連環装置発動 桃園の時がゆっくりと流れ全ての者の動きが止まる ただ一人動けるホウ統、周喩へと近付き、話す ホウ統「周喩!この空間の動きが元に戻った瞬間、最期の業火を放て!」 周喩「!」 ホウ統「本来我らは生きていてはならぬ者達だ!その者達が今ここに集結している。ならば一瞬で元に戻すにはそなたの業火しか無い…。わしとて、この世にいたいがそれではこの後はどうなっていくか解らぬ…そなたなら解ってくれるだろう…。」 周喩「…!(目で了解の合図をする)」 話が聞こえていた孫堅、孫策も目で同意する ホウ統「…そうか…ではわしは呂布の隣りにいよう…」 ホウ統、呂布の隣りに移動する ホウ統「!、しまった!呂布と陳宮の後ろに呂姫がいたかー!このままでは関係無い呂姫まで焼いてしまう…もう一度、連環装置を…」 ホウ統、連環装置を押すが煙を上げて壊れる ホウ統「!、な、なんと…やはり月英ちゃん作…。このままでは…、しかし時間が無い…ああ…」 ゆっくりと時は動き始める その瞬間、周喩、最期の業火、発動 周喩の前にいた孫策、その前の孫堅、襲いかかろうとした呂布、その後ろの陳宮、呂布の横にいたホウ統が一瞬にして炎に包まれ、周喩も散る 最後に一番奥にいた呂姫に炎がいこうとした瞬間 許楮「あっ!女の娘が危ない!」 呂姫の近くにいた許楮、呂姫に覆い被さり、炎から呂姫を守る 許楮、背中に大火傷を負いながらも呂姫を守り声をかける 許楮「だ、大丈夫か~…」 呂姫「あ、貴方こそ…!」 許楮「良かっ…た…ぅぅ…」 呂姫「だ、誰か!誰かー!」 すぐに曹操、夏侯惇が来て許楮を抱き抱える 曹操「しっかりしろ!虎痴!」 夏侯惇「すぐに医者を連れてくるからな!」 許楮「だ、大丈夫~…ぅぅ…。」 夏侯惇「くっ!我らでは遅過ぎる…」 呂姫「私が馬で行きます!」 呂姫、天下無双・改を発動 一瞬にして医者を連れて来る すぐに医者は治療を開始し、許楮、一命を取り留める 呂姫「良かった…。」 曹操「ふぅ…。ところで呂布達は?」 呂姫「!、お父様!」 曹操「孫堅はどこだ?」 夏侯惇「…一瞬、時が止まった様な感じがして、ホウ統らしい奴が周喩に話をしていた…その後一瞬にして炎に包まれて…全てが消えた…。」 呂姫「…お父様…」 曹操「…そなた、呂姫か…わしは曹操、こっちは夏侯惇、そなたを守ったのが許楮だ…」 呂姫「…!、…お父様の敵…でも…」 夏侯惇「…曹操…そろそろ許昌へ帰ろうか…」 曹操「…ああ。許楮は傷が癒えるまでこの地の名主に預かってもらおう。…呂姫…お前はどうする?」 呂姫「…。」 曹操「…まあ、わしの知った事では無いが…。…そういえば惇、許楮を看病する者をみつけねばならぬな。」 夏侯惇「ああ、そうだな…。誰か良い女性でもいれば良いが…。」 呂姫「…!、私が…。」 夏侯惇「しかし、許楮は我らの仲間、お前の敵だぞ…。」 呂姫「…でも、私の命の恩人…。傷が癒えるまでは私が…。」 曹操「そうか、じゃあ頼むよ、呂姫! (…ま、とりあえずは…後は許楮と呂姫次第だ…)」 こうして曹操の呂布捕獲作戦は幕を閉じた

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