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益州からの帰り道
ホウ統「…月英ちゃん。」
月英「…。」
ホウ統「…月英ちゃん!」
月英「…!、ん?」
ホウ統「…わしの事を気にしてるのだろ?」
月英「…。」
ホウ統「な~に、気にする事は無いよ。」
月英「…でも…」
ホウ統「本当ならばわしはあの場所で死んでいたのだろ?でも今はあと3年も寿命が延びた。感謝してるくらいだ。劉備様だってちゃんと生き返った、張松だって家族に裏切られて死ぬはずが英雄として死んだ…。皆、月英ちゃんのお陰でちょっとづつ良い様になってるじゃないか。気にせず月英ちゃんは月英ちゃんのやりたい様にやれば良いよ。」
月英「…有難う、ホウ統さん。少し楽になったよ。」
ホウ統「…そうか。暗い月英ちゃんなんて見たくないからな。…おっと!この辺りはもうわしの故郷だ。ここで良いよ。」
月英「…うん、ホウ統さん。」
ホウ統「それじゃ、元気でな。孔明に、『後は任せた、宜しく。』って言っといてくれよ。ま、何かあったら知恵くらいはかすさ。じゃあね!たまには孔明と遊びに来なよ。」
月英「うん。解った。じゃあね。」
ホウ統、三国志の世界からリタイア