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第十三話
何進「怪訝な表情をしているな…。何か意見でもあるのか?曹操よ…。」
曹操は身分の関係で末席にいた。
曹操「私はカン官を全滅させるなど、不可能だと考えます。奴らは400年の間、類い希なる処世術で大樹に巣くう寄生虫のように生きてきました。一時はうまくいったとしても、全滅などは…、それより私は…。」
何進「黙れ!黙れ!」
曹操が言い終わる前に怒鳴りつける何進。ここまで激昂するのは曹操の意見が的を得ているからである。
何進「ちぃ!貴様の意見は士気を下げる、出ていけぃ!」
曹操「……。」
曹操が席を離れようとすると、テレビから臨時ニュースが流れてきた。
『え、えー、予定を変更して臨時ニュースをお伝えします。えー、先程、霊帝が…。』
『崩御されました。』
何進「曹操以外、軍を集めよ、十常侍に遅れを取るな!!」
時代が変わりつつある。少しずつ。