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…諸葛亮邸… ホウ統 「……。なるほど……。」 黄月英 「ホウ統ちん、お茶とお菓子できたよ~。」 ホウ統 「おっ!あんがとさん!」 黄月英 「で、どう?攻略本の方。」ホウ統 「なんとか半分まで読めたよ。しっかし驚いたのは精密にして正確なこの情報より、書いてある字だな。なかなか読めん。」 黄月英 「ヘタなの?」 ホウ統 「いや、逆。達筆すぎる。並の人間の書ける字じゃねぇ。さすが若くして都督にまでなった男だ。」 黄月英 「へぇ~やっぱりすごいんだ、周瑜ちん。亮ちんとどっちがすごい?」 ホウ統 「周瑜。」 黄月英 「え~!?」 ホウ統 「人に仕事押しつける奴が自分でやってる奴にかなうわけないって。」 黄月英 「じゃあ、ホウ統ちんとは?」ホウ統 「………。やっぱ俺。」 黄月英 「え~!!」 ホウ統 「なんかそう言われるとすごく傷つく…。」 黄月英 「だって周瑜ちん文武両道で美周郎ってくらい綺麗で奥さんも江東の小華ってくらいなんだよ~?」 ホウ統 「男は顔じゃない。それに力は知恵に勝てないさ。」 黄月英 「それ、全部兼ね備えた人が言う言葉だよ。」 ホウ統 「さて、茶と菓子ごちそうさん。また一丁解読してくるわ。」 黄月英 「(あ、逃げた…。)」 そして数日後、解読を終えたホウ統は劉備と益州に向かうのだった…

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