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さて、呉、城内軍議室 孫権「…最近なんでも江南の山に異形な姿の賊が棲み始めたらしい…そして見た事もないような巨大な乗り物に乗り、付近の住民を襲い『肉』だけを奪って行くと言う…この地を守る者として、捨てては置けん!誰か退治しに行く者はおらぬか?」 陸遜「はい、私が…」 孫権「陸遜か…お前は駄目だ。」 陸遜「何故です!?」 孫権「お前はすぐに火を使う…全ての物が焼けてしまうではないか。正直に言おう。わしはその巨大な乗り物が見たいのじゃ…だから駄目だ。」 陸遜「…そんな~。」 孫権「他には…おお、韓当、お前が行ってくれんか?」 韓当「嫌でございます! (…尚香様と劉備の結婚を許した殿なんかの頼み、聞いてやるもんか!意地悪してやる。)」 孫権「何故だ!」 韓当「私め、傷を負っております故。 (心に大きな傷があるんだよ!失恋の傷が…)」 そう言って心臓当りを指さす韓当 孫権「!、なんと!…それではこんな所にいてはいかんではないか! …今を持って韓当の職を全て解く。」 韓当「えっ!?それは…」 孫権「今までよく孫家の為に尽くしてくれた。後の事は心配せず養生いたせ。おって退職金を贈るからな。」 韓当「えっ、ちょっ、そんな!あ~。」 兵士に連れられ韓当退場 孫権「他には…呂…蒙はまだ火傷が治らないし…黄蓋も歳だし、張昭や魯粛は論外…。誰が…」 徐盛「俺が、出るぜ」 孫権「おお、徐盛か、お前なら適任だな。今まで地味過ぎてあまり目立たなかったが最近武力も上がり使われ出したからな…。」 徐盛「…『ピキッ』」 徐盛『地味』『目立たない』という言葉に反応 孫権「しかし徐盛一人ではきつかろう。他には…あっ、あのハゲ頭は…」 朱桓「あぁ?」 朱桓『ハゲ』と言う言葉に反応 孫権「あ、いや…朱桓よ行ってくれるか?」 朱桓「…解りました。」 孫権「お前の弱くなった火計ならば全てを焼く事も有るまい。」 朱桓「…『ピキッ』」 朱桓、『弱くなった火計』という言葉に反応 孫権「…では徐盛、朱桓よ、必ずや賊を倒して参れ。そして巨大な乗り物を…」 徐盛&朱桓「はっ!」 こうして徐盛と朱桓は猛獲討伐に出発した

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