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董卓のアジトに殴り込む猛獲達
猛獲「うおっー!肉だー!者ども進めぇー!」
一同「うぉぉぉ!」
猛獲の来襲を聞いた董卓
董卓「…何?訳の解らぬ連中が攻めて来ただと?…面白い!この董卓が捻り潰してやろうぞ!
…おっと、お客人はそのまま飲んでいてくれぃ。」
猛獲を迎え撃つ為出て行く董卓
呂布「…あっ!待て~、俺も行く!」
身体が心配な為後を追う呂布
劉備「!、しめた!今のうちに脱出を…」
尚香「…でも、周りは黄巾族でいっぱいよ。」
劉備「大丈夫。逃げまくってこの乱世を生き抜いて来た俺だ。ここから逃げる位訳ないぜ!…さあ、皆準備を…」
急いで逃げる準備をする劉備達
劉備「…おい、黄巾の!」
黄巾兵「へい、何か?」
劉備「いや、我らも董卓殿を助けに行こうと思うのだが、正面から行ったんでは敵とまともに当たって分が悪かろう。ならば裏から回って挟み撃ちにしようと思うのだが、裏口はどっちだ?」
黄巾兵「へい、ここを上がって左に曲がると裏になりやす。」
劉備「おお、そうか!ありがとよ。…で、そこに馬はあるかい?ほら、徒歩だと戦いに間に合わないかもしれんだろ?」
黄巾兵「へい、馬と皆様方が乗って来た馬車がありますぜ。」
劉備「そうか、よーし、皆、董卓殿を助けにいくぜ…。」
なんとかうまい事脱出できた劉備達
劉備「ふぃ~、なんとかなったな~。
(あ~なんか疲れちったからこのまま孫権とこにお嬢さん方、返して大人しく荊州帰っかな…。)
…じゃあ、疲れたし、城にかえりましょうか。」
二喬「…はい、そうですね、私たちも疲れました。けどなかなか経験出来ない事で楽しませて頂きましたわ。」
劉備「…そうかい、それは良かった。結果オーライだな。
…どうした、尚香ちゃん?」
黙っている尚香
劉備「ん?どうした?…まだ董卓にやられた傷が痛むのかい?」
尚香「…劉備さ…、いや、劉備様。」
劉備「…なんだい?急に改まって…」
尚香「今度はいつ呉に来るの?」
劉備「ん?…そうだな~、もう来ないかもしれんし、来たとしても敵として戦いにかもしれんな~。」
尚香「………そうか…。
…あ、あのさ、私も荊州に連れてってよ!」
劉備「…え?…もう南蛮へは行かないぞ?」
尚香「…いや、そうじゃなくて…、私を貴方のお嫁にして欲しいなって…」
劉備「…!、…おいおい、冗談はよしてくれよ。尚香ちゃんと俺は親子ほども歳が離れてんだぜ。そんなおっさんに向かって、その冗談はきついな~。」
尚香「…冗談なんかじゃないよ!本気だよ!
…貴方が助けに来てくれた時…、私が敵わない、あんな強い男と互角に戦って…やられてもやられても立ち向かう…。それにあの言葉…それを聞いた時
『ああっ、なんて素晴らしい人なんだろう。まさしく中華の英雄だわ。こんな人に嫁ぎたい!』
…って思ったの。」
しばしの沈黙
劉備「………マジか?…」
尚香「…うん。駄目?…」
劉備「………よっしゃー、こうなりゃ結婚すっしかねーな!俺だってお前ぇの事、可愛いなって思ってたし。」
尚香「ほんと!嬉しい!!」
劉備「おう!俺がお前を全力賭けて守ってやるぜ。
………けどまずは報告に行かなきゃな~。ず~っと歳の離れたお兄様にな!」
二喬「おめでとう、尚香。よい伴侶が見つかりましたね。」
こうして、後日正式に劉備と尚香は結婚したのでした。
式は盛大に行われたくさんの人が祝福しました。
ただ一人、悲しむ韓当を除いて…