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…そして呉… 周瑜 「よいですか!?我々は劉備に蜀の地を奪られないよう早急に長江を登り、彼らより早く蜀の地を手にし、魏と呉、天下二分をしなければならないのです!!」 孫権 「しかし、公瑾、まだ赤壁で負った傷が治ってないのではないか?」 周瑜 「私の傷よりも今は蜀の地を考えてください!一度諸葛亮の言ったように天下三分されてしまえば、確実に膠着状態に陥り、中華の統一は出来ませぬぞ!」 孫権 「周瑜、私は不安なのだ。父、孫堅は玉璽を手に入れ天下に覇を唱えようというときに死に、また兄である孫策も破竹の勢いで天下を目指そうとしたときにやはり倒れた…。」 周瑜 「………。」 孫権 「そして今、まさに公瑾が同じ立場にいる。すこし急ぎすぎてはいないか?私はお前が…。」 周瑜 「………!」 周瑜 「孫仲謀!何を躊躇っている!今動かずに、一体何時動くというのか!!」 孫権 「…………!?」 周瑜 「己が父兄から受け継いだ領地と、優れた家臣を持ちながら、ただそれを貪り、浪費し、自身の安泰しか顧みないことは、かつての劉表、現在の劉璋に同じではないのか!!!わが主君と仰いだ親友の弟は、此れ程までに暗愚だったか!!!!」 孫権 「……………。」 周瑜 「……………っ!」 周瑜 「取り乱して申し訳ございませんでした。頭を冷やすべく、今は退がらせて頂きます。」 孫権 「待てぃ、周瑜!」 孫権 「…………お主に蜀取りを命ずる!」 周瑜 「……!?」 孫権 「我ら孫呉の水軍を存分に率いて劉備よりも先に我らが領土とせよ!!」 周瑜 「……!」 孫権 「どうした?」 周瑜 「ぎょ、御意ッッ!!!!!!!!」 こうして周瑜は水軍を率いて蜀の地を目指す。しかし孫権の予感は当たり、210年周瑜公瑾はその中途、病魔によりこの世を去るのであった…

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