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第六話 穎川に到着した曹操一団。それを先に出発していた夏侯惇の弟、夏侯淵が迎えた。 曹操「戦況はどうだ?淵。」 夏侯淵「依然、膠着状態ですな。」 曹操「さあ、どう戦う?」 夏侯淵「これは敵に勝つと言うよりも違った形の戦になるでしょうな。」 曹操がニヤニヤと夏侯惇を見る。 夏侯淵「安全に勝つよりも、派手な戦でマスコミにアピールすべきでしょう。」 夏侯惇「それでわざわざ少数の軍で来たのか…?」 曹操「エン紹初め、他の軍は大軍で被害を最小限に抑えるため、無理をせずに戦うだろう。俺達は少数で懸命に戦う。どちらが国のためを考えているように見える?」 曹操「大切なのは戦に勝つ事だけじゃない、ましてや、こんな小さい戦の功績など、つまらないものだ。」

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