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第五話 ブロロロ…。 洛陽から予州、穎川に繋がるハイウェイを車やバイクの群れが駆け抜けていく。 そして、先頭の車には二人の男が乗っていた。 運転席の男「いったいこれだけの兵で何が出来るのだ。孟徳。ボンボンのエン紹はかなりの私兵を率いていたぞ…。」 孟徳「この戦をまだ敵を駆逐するものだと思っているのか?惇。」 夏侯惇「戦は勝ってなんぼだ。それ以外の戦は知らん。」 曹操「お前らしい、まあ、理解できるのは淵くらいだろうな。勝つのではない、克つのだ。」 夏侯惇「ちっ、聞いた俺がバカだったよ。」 しばらくの沈黙が車中を包む。 曹操「官軍は皇甫嵩だったな、確か。」 夏侯惇「ああ、なかなかやり手らしい。」 曹操「官軍は戦を勝とうともしていないさ。少し眠るぞ。」 夏侯惇「けっ。」 一団を率いる謎の男、彼にもまた、英雄の相が現れている。

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