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孔明、月英伝(6)」(2006/12/13 (水) 09:06:32) の最新版変更点

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孔明、月英伝(6) …月日は流れ孔明は12才になっていた。 8才の時に弟、諸葛均が生まれた。しかし母の産後の体調が思わしくなく1ヶ月後母を失った。 そして4年後の今、父、珪も臨終の床にあった。 『亮…謹はまだ来ぬか…』 『はい、兄上はまだ…』 『そうか…、わしはもう駄目だ…。』 『父上、そんな事をおっしゃらずに…』 『…いや、自分の体だ…解るのだよ、亮…。』 『父上…』 『ちちうえ。』 『均…兄達のいう事を良く聞くのだぞ…』 『ちちうえ。』 そこへ、兄、謹が遊学中の洛陽から帰ってきた。 『父上!気を確かに!』 『おお…謹…兄弟仲良くな…諸葛家を頼むぞ…。』 『父上…。』 『…玄…玄はいるか…』 諸葛玄は諸葛珪の弟で今は荊州の劉表の幕僚となっていた。 『ここにおります、兄上。』 『玄…幼い我が子らを頼むぞ…。』 『必ず…立派に育てます。』 『うむ…皆…達者…で…な…。』 諸葛珪の瞳が静かに閉じられた。 『父上ー!』 孔明達は1年間喪に服した。 その後、伯父、玄の提案により謹はまた洛陽へ遊学し、孔明、均は伯父へと引き取られ、荊州へと赴く事になる。 その途中で運命の出会いがあるのだった。

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