「孔明、月英伝(2)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「孔明、月英伝(2)」(2006/12/13 (水) 09:03:28) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
孔明、月英伝(2)
亮が生まれたその日、幽州の山中に輝く光が落ちた。
亮の父、珪が見たあの光である。
轟音と共に物凄い光を発しやがて静寂へと変わった。
辺りには人里も無く、ただただ原野が広がっている。
終息した光は黒い物体になっていた。
『…ガ、ガン!』
黒い物体の内側から扉の様な物が空き、人影らしい物が動いている。
『ケホッ、ケホッ…んあ~。』
歳のころは18歳位の女が扉から出てきた
『ん~、墜ちちゃった…。ここは何処かな?』
女は辺りを見渡す。
うっすらと夜が開けてきた。
『…どうやら地球みたいだね。…これからどうしようかな?』
女は黒い物体を見渡していた。
『やっぱり壊れてる…。直せるかな?』
女は黒い物体の隣りにちょこんと座り何かを考えている
『やっぱりまだ宇宙船作るのは無理だったのかな~。…それにしてもサンダース伯父さん達起きて来ないな。………ん?』
女の前をヒラヒラとアゲハ蝶が飛んでいた
『…うわぁ、綺麗~!よし、掴まえよう。まて~。』
女はアゲハ蝶を追いながら南の方へと歩いて行った。
これが運命の始まりになるのだった。