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『迷探偵董白の事件簿』 第2話 「く、悔しくなんかないんだからねっ!」 呉国… ソマ策宅… 董白 「はぁ…、また遅刻だわ!何回誘えば気が済むのかしら、あのオヤジ…。全く…失礼しちゃうわ! 『き…今日はブレザーなんだねぇ…、コスプレかい?ハァハァ…』 ですって!私は学生よ!子供でも無いけど年増でも無いのよ!」 (前話のこと…まだ引きずってたんだね…) 刑事1 「…ではご主人が倒れた時、貴女は入浴中だったと…?」 大喬 「は、はい…。脱衣所の辺りで物音がしたので、急いで出てみると主人が…主人が…!」 董白 「(いつも通りやってるわね…。あ…べ、別にいつも遅刻してるワケじゃないのよ!)」 (一体…誰に説明を?) 李儒警部補 「ん?おぉ!董白殿!今日は出てこられるのがお早いですな!」 李儒がいち早く董白に気付き、会釈をする… 董白 「そ、そう?ちょっと靴の底を厚めにしてみたのよ!これで私も立派な『レディ』でしょ!?」 李儒警部補 「…根本的な解決にはなってないような…?あぁ…!そんな顔をなさらずに!」 董白 「むぅ~、それでガイシャはどこなの?」 董白 「(ちなみに「ガイシャ」って言うのは被害者のことよ。覚えておきなさい…)」 李儒警部補 「こちらです…ってドコに向かって話しておられるのですか?」 董白 「し、親切でやってるのよ!」 李儒警部補 「?」 と、やりとりしつつ現場へ移動… 董白 「…へぇ、この人がガイシャね…中々二枚目だわ…」 李儒警部補 「ガイシャの名前は[ソマ策]さん…年は25…、同居者は奥さんの大喬さん一人です」 董白 「ソマ策さん…変な名前ね…」 李儒警部補 「仕方ないですよ…。作者のボキャブラリー不足が問題ですから…」 董白 「…?。何ワケのわからないこと言ってるのよ…。ん?床に何か書いてあるわね…。血で書かれてるわ…!ダイイングメッセージよ!」 ソマ策は鼻血を流している… 董白はソマ策のダイイングメッセージを見つけた! 李儒警部補 「おお!これは気付きませんでしたな…」 董白 「気付きなさいよ!あからさまでしょ!…で、なんて書いてあるのかしら…。と、とよ…にゅ…」 李儒警部補 「『豊乳』ですな!!」 李儒、何故か熱く語る… 董白 「…そう!それが言いたかったのよ!って、誰の胸が小さいですって!?」 李儒警部補 「ひぇぇ…、小さいなんて一言も…って、意味わかってらっしゃるじゃないですかぁ!それに…ねぇ…?」 董白と大喬を交互に見比べつつ、男性刑事らに合図を送る李儒… 『グッ!』と親指を立て、うなずく刑事たち… 董白 「じぃ~…」 大喬 「あの…何か…?」 董白(へにゃー)、大喬(バンッ!) (何スか?この効果音…) 董白 「…うぅ…。お、お爺さまぁ~!うわーん!」 董白、泣きじゃくりながら撤退… なお、男共は事の真相が即座に解り、無事事件は解決しましたとさ… 第2話・完 董白 「これで勝ったと思うなよ~(よー、ょー……)」

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