BlackSheep-LSL@Wiki 何ができるの?
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はじめに


日本語によるスクリプトの解説記事が少ないという嘆きの声がしばしば聞こえてくるので、微力ながらスクリプトについて基本的なところから書いてみようと思います。
想定している読者は、スクリプトの知識が無い初心者さん。
加えて、プログラミングの知識も無いことを考慮しておくつもりです。

わかりやすく書けると良いのですが(^^;

スクリプトって何だ?


ワールド内に存在するほとんど全てのものをプレイヤーが製作するのがSLですが、一口に「ものづくり」と言っても、いくつかの分野があります。
一つには、建物や家具、置物、アクセサリーなどの小道具の製作。
これはprimというワールド内の物体を組み合わせることで形を作ります。
一般的にはbuildと呼ばれ、SLのモデリングツールに習熟することが必要な分野です。
こうして作られたものを「オブジェクト」と言います。

次に、服やスキンを作る分野があります。
これはtextureの製作になります。
textureとはオブジェクトやアバターに貼り付けるための画像のことで、texture次第で、ただの箱をサイコロのように見せたり、ダンボール箱のように見せたり、ただの木の積み木のように見せたりできます。
ですのでクオリティの高いbuildをする際にはクオリティの高いtextureが必要になると言えるでしょう。
textureの製作には、フォトショップやGIMPなどのSL外部のペイントツールを使います。

細かくなりますが、他にはサウンド、アニメーションの製作があります。
どちらもSL外部のツールを使って製作します。
サウンドはSL内で音楽や効果音を鳴らす際に使われ、アニメーションはアバターの動きを制御するものです。

そしてスクリプトです。
スクリプトは、他の分野と比べると目に見えて捉えにくいものです。
ごく端的に説明するなら、スクリプトとはSLワールド内の物体やアバターを制御するためのプログラムです。
例えば、乗り物が一番わかりやすいでしょう。
乗り物自体はbuildの技術によって製作されていますが、単にbuildしただけでは動きもしませんし、正しく運転席に座ることもできません。
buildした乗り物の中にスクリプトを組み込むことにより、運転席に座ったり、動かしたりすることができるようになるのです。

つまりスクリプトとは「仕組み」です。
buildによって作れるものはあくまでも外観のみであり、動いたり、音を鳴らしたり、アバターをアニメーションさせたりといった「仕組み」を実現するのがスクリプトなのです。

スクリプトで何ができるのか


あらゆることが出来ると言ってもいいでしょう。
もちろん、SL内で許されている範疇で、ではありますが。
逆に、凝ったことをしようと思ったときには、スクリプトが必須になります。
基本的にはbuildで作れるものはただの置き物に過ぎません。
スクリプトを組み込むことで初めて、それらの置き物に様々な機能を付与することができるようになります。

先に挙げた乗り物以外にもいくつか具体的に例を挙げてみましょう。

  • 椅子

基本的な家具ですが、buildで形を作っただけでは、実は完全な椅子にはなりません。
試しに、手ごろな大きさの円柱でも作って座ってみるとわかりますが、アバターの立ち位置やクリックした場所によって、前向きに座ったり、後ろ向きに座ったりと、動きが一定にはならないのです。
正しく座れる椅子を作るには、スクリプトによって、座る位置、角度(ときにはポーズ)などを指定する必要があります。

  • ドア

これもごく基本的なパーツですが、buildでドアの形だけ作っても、開閉の動作は実現されません。
スクリプトを組み込んで初めて、タッチで開いたり閉じたりするドアが作れます。
また、自動ドアや回転ドアを作ることも出来ます。
窓や机の引き出し、カーテンの開閉なども同様です。


サウンドをSLにアップロードするのは難しくありませんが、音の鳴るステレオやラジオを作るとなるとスクリプトが必要になります。
また、ペットのわんこが鳴くようにしたいとか、登るときにきしむ階段を作りたいなどという場合も同様です。

  • アニメーション

アバターにダンスなどの動きをさせるときには、インベントリにあるアニメーションを再生すれば実現できます。
また、音楽や台詞を組み合わせたジェスチャーという機能が用意されていますので、単にアバターに面白い動きをさせたいという場合はスクリプト無しでも大丈夫です。
しかし、例えばローラースケートを作った際には、滑るアニメーションを連動させたほうがより楽しめるでしょう。
あるいは楽器を手にした時に演奏するアニメーションを連動させたい場合もあります。
これらを実現するにはスクリプトが不可欠です。

  • 武器

あまり使う機会は無いかもしれませんが、拳銃やバズーカといった武器を作る際にもスクリプトが必須です。
日本刀など作る人も多いですが、単に飾り物ではなく、振り回したい(w)という人はスクリプトを組み込む必要があります。

  • 炎や水

暖炉の中でチラチラ揺れる炎とか、花火、流れ落ちる滝、綺麗な噴水、さらには水しぶきなど、これらはスクリプトでなければ実現不可能です。

いずれも基本的なところですが、スクリプトを使うことによって、オブジェクトが生きてくるということをわかっていただけたらと思います。
もちろん、ただ眺めているだけでも美しい建物やオブジェクトはたくさんあります。
ですがそれらにスクリプトを加えてやることで、より楽しく、リアルにすることができるのです。

今回はスクリプトとは何か、どんなことができるのかについて説明しました。
次回はより具体的にスクリプトの中身に入っていきたいと思います。

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