けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

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匿名ユーザー

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最近澪が私を警戒している気がする。
普段はどうってことないんだけどなんかそんな気がする。
特に最近、私が澪の家に泊まったり、澪が私の家に泊まった
りすることがめっきりなくなった。
澪がなんだかわからないけどそれを避けるんだ。
そんなある日の出来事だった。

「うわー雨強くなってきた。やっべー」
部活が終わり、いざ帰ろうとなって雨が強まって困る私。
「天気予報で雨っていってただろ。傘もってこなかったのか?」
澪が半分呆れた顔で聞いてくる。
「持ってこなかった!澪ちゃん入れて!」
「はあ…しょうがないな。………あれ?」
鞄の中から傘を出そうとしていた澪の表情が曇る。
「澪?」
「傘…忘れた…」
「マジ?」
「どうしようりつぅ~」
ちなみに唯達はもう帰ってしまっている。今日に限って私が教室
に忘れ物をしてしまったせいだったりする。
「聡に傘もってこさせる」
私は携帯で家に電話してみた。
「………誰もでない…留守かよ…」
「どうする?」
「こうなったら澪の家まで全力疾走だ!!」
「それしかないか…」
私と澪は土砂降りの雨の中を駆け出した。

「ただいま…ぜぇぜぇ」
「おじゃましまっす…はあはあ」
全身ズブ濡れになりながらもなんとか澪の家に到着した。
「あらあらズブ濡れね。風邪ひくからシャワー浴びてきなさい」
澪のお母さんのすすめに従い私達はお風呂場に直行。

「ほーらみおーシャワーだぞ~」
「わぷっこらりつぅ~」
「あはははっ」
澪と一緒にシャワーなんて久しぶりだ。今日の澪は私への警戒感
もないみたいだし楽しくって仕方がなくてついはしゃいじゃった。

シャワーから上がって私は澪の家に置いてあったお泊りセットの
着替えに着替える。このお泊りセットを使うのも久しぶりだな。
澪も部屋着に着替えた。
「ほら澪ー髪乾かしてあげる」
「うん」
私はドライヤーで澪の髪を乾かす。
「澪の髪ってほんと綺麗だよなー」
「ありがと。律ってほんと私の髪好きだよな~」
「うん大好き」
「もっもう馬鹿////」
おーおー照れてる。かわいいね~。


ズブ濡れで体が冷えたあとにシャワーで温まったせいかなんだか
眠くなってしまい澪のベッドに寝っころがる。
「なんだ律眠いのか?」
「うん。」
「しょうがないな。でもなんか私も眠くなってきた。」
「じゃあ澪も一緒に寝ようよ」
私は澪をベッドに引っ張り込んで抱きつく。
「なんだか今日は甘えただな」
「いいじゃんべつに~」
なんかこの感触が久しぶりな気がして…安心して…私は眠りに
落ちた。

目が覚めたらもう夜で晩御飯を澪の家でごちそうになることに
なった。

「明日は休みだしりっちゃん今日は泊まっていったら?」
澪のお母さんのこの一言から澪の様子がちょっとおかしくなった。

晩御飯を食べ終えて澪の部屋に戻ってきたんだけど澪がなんか
落ち着かない。
「澪?」
「なっなんだ律?」
「そわそわしてどうかした?」
「なななっなんでもないぞ」
なんでもあるのがモロバレだよ。澪はわかりやすいなあ。
私が泊まるのイヤなのかなあ。だとしたらショックだけど…
私は思い切って聞いてみることにした。
「澪…今日さ…泊まって行ってもいい?」
「え?いやその…」
「イヤ?」
「いっ嫌ってわけじゃないけど…」
「澪さ…最近私のことなんか警戒してるっていうか避けてるよな」
「……」
「お泊りしてくれなくなったよな。なんで?」
「なんでっていうか…その…」
「私と付き合うの嫌になった?やっぱり親友にもど」
「そんなことない!!」
「じゃあなんで?」
「………」
「言いたくない?」
「うぅ…」
「やっぱり私…帰った方がいいのかな」
「………」
澪…困ってるな…。澪を困らせるのが目的じゃないし、私自身も
なんか辛くなってきた。
「ごめん、やっぱ帰るわ」
なんだかいたたまれなくなって立ち上がったその時。
「待って!!帰らないで!!」
澪が私を引きとめた。

「ごめん律。そんなんじゃ…そんなんじゃないんだ…」
そういって私に抱きついてくる澪。そして…
「その…律にえっちな事されるんじゃないかと思って…」
予想のはるか上をいくとんでもない発言をしてくれた。
「はい?」
思わず目が点になる私。いや普通なるよなこれ?
「りっ律とはその…お付き合いしてるわけだし…そういうことも」
「はあ」
「でも私達は子供できないし。気持ちいいとかだけでするのも…」
なにこの展開…
「やっやっぱりいけないことだと思うんだ!!」
あーまーなんつーか澪らしいといえば澪らしい考えだなー。
でも…
「私は澪に無理やりえっちなことするのが前提なんだなー」
「しないのか?」
「しねーよ!!」
「ほんとに?律はその…えっちなこととかしたくないんだな?」
なんかものすげー恥ずかしい会話してる気がするけどこの際いいや。
「澪とならえっちなこととかしたいかな」
「やっぱり」
「でも、嫌がる澪に無理やりなんて思わないよ」
「律…」
「確かに子供はできないけどさ。そういうのって好きな人とするも
 んだろ」
「うん」
「だったら私は澪としたいかな。…その澪以外は考えらんないし」
「りつ…」
「でも澪がしたくないならいい。しないから警戒すんなよ」
「ごめん」
「そんなんでお泊りが減ったりする方がその…さびしーし」
何かさすがに恥ずかしくなってきた。私は思わず澪から目を逸らす。


「うん…ごめん…ごめんな律。今日は…泊まって行って」
澪の私を抱き締める腕に力がこもる。
「MMQ!!」
「もう…ばか」
いやこれは萌えるでしょどう考えても。
「みーお」
私は澪にキスをする。
「りーつ」
澪も私にキスを返してくれる。
やっぱり澪とこうしていられると幸せだなあ。変な誤解?も解けたし
これからはまた澪といっぱい一緒に…
「りつ…えっちなことしちゃおっか?」
「え?」
澪の爆弾発言にまたもや目が点になる。でも、ここは私がしっかりし
なきゃ。
「澪、えっちなことは嫌なんだろ。無理する必要ないぞ」
「ううん、律が言ったとおり好きな人同士がすることなら…」
「澪…」
「りつなら…りつとならいいかなって…」
「みお…」
「恥ずかしい…」
澪がすごく愛しい…愛しくって愛しくってたまらない。こんなの止
まれないよ。
「みーお」
「りつぅ」
「「だいすき」」

翌朝、澪のベッドで目が覚める。澪はまだ眠ってるようだ。
澪が起きるまで私はずっと澪の寝顔を見ていた。
「ん…おはよ。りつ」
「おはよう澪」
澪が目を覚まして朝のあいさつをする。そして澪と目があう。
なんだが少し照れくさい。でもそれもなんか楽しい。
やっぱりさ、寝るまで澪と一緒で目が覚めても隣に澪がいるって
いいなって思う。これで澪のあの変な警戒感もなくなっただろうし
これからも…

「みおっ!これからもたくさんお泊り会しような!!」
「え?あ、いや、その……………………………うん///」

かわいいやつめ。
さて今日は昨日とは打って変わっていい天気だし今日一日澪と何
して遊ぼっかな。
まあ澪となら何しても楽しいだろうけどな!


  • これいいw好き -- 名無しさん (2012-05-09 00:42:55)
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