けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

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mioritsu

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3月。高校最後の、3月。
大学も決まって、卒業旅行も済ませ。来月からは、花のキャンパスライフ。
寝泊まりも実家を出て、寮生活になる。引越しの準備を進める毎日。
澪が、手伝いに来た。
アレコレ片付けながら、アレコレ懐かしがりながら、引越しの準備は進んだ。
夕飯の時間になり、もうこんな時間かーって話しつつ。
私の両親と澪の両親の好意で、我が家で澪と一緒に夕飯を食べた。
そっからまたちょっと片付けをして、一緒にお風呂に入った。
もう、暫くはこの浴槽に一緒に入る事もなくなるんだねーって話したり
結婚したら、また入るかもなーって言ったら、澪がめっちゃ照れたり
ちょっぴり、センチメンタルになりつつ。浴槽の中で澪とくっついた。
まぁ、寮で一緒に過ごせるだろうからイイかって、気を取り直した。
お風呂から上がって、一緒にジュース飲んで。
遅い時間だからって、澪がお泊りしてく事になった。
幼馴染みだし、両親達も話は早かった。
今日は疲れたねーって話しつつ、ベッドに入った。
布団を被って、澪とくっつく。

…ぴったり。

小さい頃…小学校に入った頃、かな?両親が買ってくれた、ベッド。
当時は大き過ぎるって、思ってたけど。
澪が遊びに来て、一緒に昼寝したり、お泊りしてる内に、気にならなくなった。
一緒に成長して。いつの間にか澪の方が色々と…成長したけど。
二人でくっついて眠るのに、ピッタリの大きさのベッドだった。
いつもは私が腕枕したり。たまに、澪に腕枕されたり。
どっちにしろ、ピッタリ。
来月からは、違うベッドか‥‥。
そんなコトを考えていると、眠気が近付いてきた。
澪も睡魔が近付いてきたらしく、私の胸に顔を埋めてきた。

もう…暫くこのベッドで、一緒に寝られないんだな…。

なんか、寂しくなった。
「‥みーお」
「……なに?」
「‥‥結婚、したらさ。どっちの家に住む?」
「………なに、いきなり‥」
「…ん~、なんとなく‥」
「……」
澪は、黙り込んだ。
「…」
私は、澪の黒髪を撫でた。
「………ウチ、かな…」
澪は静かに、答えた。
「‥なんで?」
「律の家は‥聡がいるじゃん」
「あ、そっか」
「長男って、普通はお嫁さんもらうでしょ?」
「‥うん…」
「………だから…」
澪は、私をギュッと抱き締めて

「……私が、律をお嫁さんにもらってあげる」

私の胸元から見上げて、得意気に答えた。

「っ…」
私は、瞬時に赤面した。
「‥てれた?」
澪は、微笑みつつ聞いてきた。
「‥‥そんなコトねーし‥」
私は、目を逸らしつつ反論した。
「…ふふっ」
澪は、私の胸元で溜め息を漏らし
「わかりやすいんだよ、律は‥」
また、私の胸に顔を埋めた。
「………」
私は、無言で澪の黒髪を撫でた。
「………」

…ぎゅっ

澪は、無言で私を抱き締めた。


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