けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

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mioritsu

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投稿日:2010/01/17(日) 10:14:42

<律視点>
ふぃー・・さっぶぃ。
あーあ、雨降ってら。
晴れて欲しかったのに、なぁ。

今日は、とっても特別な日。
そりゃあもう、クリスマスや正月やバレンタインなんて目じゃないくらい。
…そして私の誕生日よりも。
あ、私の誕生日と同じくらいにしとこ、怒られそうだから。
『律の誕生日のほうが、もっと特別だ!』って必死に言う姿が浮かんで、思わずニヤける。

…おっと、急がないと。

1月15日、それは。
言わずと知れた、澪の誕生日。
そんで私は、プレゼントだけ持って澪んちに行くトコ。
勿論そのまま泊まるんだけど、着替えは一切持たない。
澪の服はちょっと大きいんだけどな。
でも、澪の匂いがするんだ。したら、借りた方が良いに決まってるじゃん?
誰に問うでもなくそう思って、一人頷く。・・変人だな、これ。


そろそろ、澪んちに着く。
傘を持ち直して、ふと空を見上げると。

雨が、雪に変わっていた。

これはこれで、特別な日っぽくていいかもな!




<澪視点>
「雨、か」

自分の部屋で、窓から外を見ながらポツリとつぶやく。
…そろそろ来るかな。
車とかに、水掛けられてなきゃいいけど。
それでなくても、あいつ傘さすの、下手だからなぁ。
着替え持ってないだろうし、タオルと着替え、用意した方がいいかな。
でも家近いし、流石に大丈夫かな。
…なんて、考えるのは待ち人のことばっかり。

でも、どうしようもない。
気になって気になって、しょうがないんだから。

今日は、私の誕生日。
1歳年をとったからといって、何がどうなるわけでもないし。
プレゼント欲しさに、大喜びする歳でもない。

でも。朝起きて一番に両親から『おめでとう』と言われて、とても嬉しかった。
勿論唯やムギ、梓からは時間ぴったりにメールで来てたから、正確に言うと一番じゃないんだけど。

そして、そういうことが好きそうなあいつは。
私にはメールしてこない。・・そして、そのかわりに本人が言いにくるんだ。
曰く『だって、澪には直接言いたいじゃんか!』らしい。
言われたときのことを思い出すと、自然と頬が緩んでしまう。


はやく、来ないかな。
そう思っていたら。

雨が、雪に変わっていた。

あいつのために、部屋あっためとこ。





おわる。



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