けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

彼女のスキなトコ

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mioritsu

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私と澪が付き合って、約半年。
いつものように、私の部屋でダラダラしていた。
CD聴きながら。互いに雑誌読んだり。楽器いじったり。

たまに、急に抱き着いてみたり。

付き合う前から幼馴染みとして、親友として。親しみを込めて抱き着いたりーみたいなスキンシップは取っていた。
付き合ってからは、愛情表現以外の何者でもなかった。

で、私は今日も澪に背後から抱き着いた。
「みーおっ!!」
「ぅわっ!!」
澪は前のめりになり、落としかけた雑誌を慌てて掴んだ。
「なんだよっ!」
「なんだよ、って…」
私は澪が読んでた雑誌を手に取り、床に置き
「スキンシップ、だよ」
腕ごと、澪の身体をぎゅーっと、抱き締めた。
「‥まったく」
澪は私の腕を撫でた。
「澪ちゅわんのコト、大好きですからー♪」
私は黒髪に頬擦りした。
「私も…、大好きだよ」
澪は照れつつ、応えてくれた。
「んー♪」
私は嬉しくなってまた頬擦りした。
すると、黒髪が聞いてきた。
「…律ー」
「んー?」
「私の、ドコが好き?」
澪は言いつつ私の腕を撫でた。
「んー…」
私は少し考え
「顔‥かな‥」
「見た目かよ」
澪に突っ込まれた。
「‥他は?」
溜め息混じりに聞く澪。
「…胸?」
「‥見た目ばっかじゃん」
「んー…」
私は、困った。
澪の好きな所なんて、沢山あって答え切れないからだ。
「…全部!!」
正直に答えた。が
「全部、か‥」
澪は呆れ気味にふっ、と息をついた。


まぁ、もっと具体的な答えを求めてたんだろーなー、とは思った。
全部って言った方が手っ取り早いんだけど…澪が求めてるのはソレじゃないんだな、と確認した。
「‥みーお」
私は、腕を解いて澪を私の方に向かせた。
「‥ん?」
澪の顔にはなんだろう、と書いてあった。
「澪の好きなトコロ。全部言ってやろっか?」
「‥うん」
「まず、見た目!!」
「見た目‥」
「あぁ。綺麗な黒髪ロングとか、カッコ可愛い釣り目だろ?後、背も高いしな」
「うん‥」
「スタイルもいいしなー。羨ましいったらありゃしない」
「うん‥」
澪は段々小さくなっていった。
「ベースも似合うしー。声もイイ声してるからなー」
「‥あ、ありがと」
「見た目だけじゃないぞー?私が教えた男言葉ちゃーんと守ってくれたり、さ」
澪の頬が段々赤く染まっていった。
「私だけじゃなく唯とか、梓とかの面倒も見てくれるし」
「あぁ‥」
「ムギと一緒に曲の話し合いしてる時の澪も、カッコイイしなー」
最早澪は下を向きっぱなしだった。
「他にも色々あるんだけどなー……まぁ、やっぱ」
私は澪の顔を上げ、見つめ
「私のコト、好きで居てくれるのが。一番嬉しいかな!!」
ニカっと、笑ってやった。
「…っ!!!」
澪の顔は、見る見る内に耳まで赤くなった。
「‥ふふっ」
私は真紅に染まった澪を抱き寄せ
「‥大好きだよ、澪」
黒髪を撫でてやった。
「…」
澪は少し沈黙し
「………私だって、律のコト。大好きだもん……」
小さく小さく、呟いた。
「‥ありがと」
私はまた、黒髪を撫でた。

こんな風に、照れに照れながらも。

なんだかんだで本音を言ってくれる澪を、私は大好きだ。


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