けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

28年目の昼下がり

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mioritsu

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「んー…」
私は、目を覚ました。

………暑い。

夏だからか‥または。私が、恋人の腕枕で寝ていたからか。
…とにかく、寝室のカーテン越しの日射しは強かった。
目の前には、恋人の湿った肌色。腕の、脇の下あたり。
香水と、汗の匂いが混じっていた。

‥ちゅ

私は肌色におはよう、のキスをした。

「んん‥」
恋人は、少し応えた。でも、眠そう。

ぺろっ

私は、イタズラした。
「んーっ」
恋人は、身体を大きく動かして寝返りを打った。私は、恋人に覆い被された。
「………」
…目の前に、恋人の胸のピンク色………
まぁ、乳首が、現れた。
「すー‥すー‥」
寝息を立てて、気持ち良さそうに寝ている恋人。
私の目の前には、その恋人の‥、ピンク色…。
もう付き合って10年以上経つし。
体を重ねた回数なんて数知れないし。
裸で寝る、なんていつものコト。
恥ずかしがる事なんか、ないんだけど。

…まぁ、恥ずい。なんか。照れた。

照れ隠しに

んちゅっ

…吸い付いた。
付き合って何年も経てば、照れ隠しも、こんな調子になる、、。

「‥んっ」
恋人が、反応した。私は下から恋人の身体に腕を回して抑えた。

ちゅうっ

「はぁっ…」
寝起きの甘い吐息を漏らす、私の恋人。
私は、わざと身体を解放した。
「…ふぅっ…」
恋人は両肘を突いて、息を漏らして身体を起こして、目を覚ました。
私は恋人に、覆い被された。昨夜の情事の後すぐ寝たせいか、メイクが崩れていた。
…私の顔も、崩れてんだろうけど。
恋人は私のイタズラの影響なのか、フラつき気味だった。
「…みぉ?」
恋人が、寝ぼけ眼で私を見下ろした。
「…おはよ」
私は、律の頬を撫でて応えた。
「んんー…」


ぎゅっ

律は、私に抱き着いて、転がった。
タオルケットが、二人の身体に絡まった。
私は律の白い細腕に、包み込まれた。
「‥みーお」
「なに?」
「さっき、舐めたよな?」
律は、その細腕で私を抱き締めながら聞いてきた。
「…」
私は、黙秘して

れろっ

抱き締められた腕の中、律の白い胸板に舌を這わせた。

「んんっ」

律は、身体を反応させて捩らせながら、ワザと寝っ転がって。

ぐいっ
ごろっ

私を上に被せた。

…策士、だった。

上には、舌を少し出して明るい茶髪の恋人を見下ろす私。
下には、虚ろな涙目で黒髪長髪の恋人を見上げて誘う律。

互いの寝汗で湿った肌色が、私の収まりを解いた。

「…バカ律」

こんなに暑いのに。
律は夕方から仕事なのに。
もうすぐシャワー浴びて身支度しなきゃなのに。

私は、律を、襲った。

こんなに、暑いのに。
身体を、唇を、重ねた。
汗で肌が滑った。
やがて体液も相まって滑った。
もう、幾度と無く重ねた情事。
普通のカップルはルーティンとしてこなして。
やがて飽きて浮気とか、するらしい。

‥でも、私は飽きなかった。

触れる度に、律と気持ち良くなるから。
触れる度に、律を好きになるから。


愛する度に………律を好きになるから。


一頻り愛し合ってから。今更律が声を掛けてきた。
「‥今から仕事、なんだぞ?」
起き抜けに誘ったのは律だろ?と、
私は言葉を出そうとしたが抑えた。

私は汗と、乾いた体液の混じった手で律を抱き寄せて。
耳元で言ってやった。


「………バカ律」


律は、赤面した。

私は、赤面した恋人に。

キスをあげた。


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