けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

カンチガイ

最終更新:

mioritsu

- view
だれでも歓迎! 編集

最近、律が腑抜けている。
心ココにあらず、というかなんというか‥。
大学生活もいい加減慣れただろうし…まさかの、遅れてきた五月病‥?
不安になった私は、ムギに作詞作曲の相談がてら。律の件も相談してみた。
で、ムギからの回答。

「…りっちゃん、欲求不満なんじゃないかしら?」

相変わらず、ムギは色々と余計な想像をさせてくれる。
…まぁ、真意は「たまには澪ちゃんから抱き着いたり、スキンシップしてあげたら?」という至極真っ当なアドバイスなのだが。
確かに、‥する時は私も律も互いに攻めたりされたりって事にはなるけれど。
普段は律がじゃれついてきて。私がやれやれ‥って感じな事が常時だったりする。
私から、積極的に行くのが大事って事か…。

‥あんまり慣れない事だけど。やってみよう、と思った。



いつものように、寮なのに私の部屋でゴロゴロする律。
その姿は倦怠期の彼氏の様な……って、コレがイケないんだな。
私は、ゴロゴロする律に寄り添ってゴロゴロしてみた。
「…澪?」
「…何?」
「‥いや、こっちが何?って聞きたいんだけど」
「‥スキンシップ」
「…んー」
律は、少し考えこみ

だきっ

「わっ!!」
驚く私を、抱き締めてきた。
「なにすんだよ!!」
「スキンシップ、だよー」
律は臆面も無く、私を腕で包み込んだ。
「どうしたんだー?急に」
律は私の黒髪を撫でながら聞いてきた。
「いや、別に‥」
私は思わず、目を逸らした。
「別に、じゃなくてさ」
律は、私の顔を自分の顔と同じ位置まで持ってきた。
「いつもこんなコト、しないだろー?澪」
「…」
私は口を噤んだ。
「んー‥」
律は少し困って

んちゅ

キスしてきた。
「‥っ!」
「どうしたー?」
なんとか聞き出そうとする律。
キスまで簡単にしてくるあたり、彼女らしい。
「‥律、最近。欲求不満かと思って‥」
私は目を背けつつ、言った。
欲求不満って、なんか違うだろ。と言ってから思った。
「…」
律は少し頬を赤く染めて、黙った。
「…」
私も少し頬を赤く染めて、黙った。
「‥じゃあ、さ」
律は私を抱き締め
「澪ちゃんから、なんかしてくれるのかなー?」
いつもの調子でからかってきた。
「ん~‥」
私は何をどうしようか、迷った。
「ん~?」
律は私の黒髪に頬擦りした。

‥やるしかない、か…。

「‥律」
私は、律の腰に手を回した。
「ぅわっ」
律は驚いた。なんか、間違ったかな‥?
「あ、ごめん‥」
私は謝りつつ、律の首を撫でた。
「んんっ…」
律は身体を捩らせ、頬を赤くした。
なんか、おかしいな。
「りつ‥」
「‥ん?」
律は堪えた表情を向けてきた。
「スキンシップ‥」
私は、律の腰に回した手を、脚に滑らせた。


「ぁっ…!」
声を漏らす律。息が、荒くなってきている。
やっぱり、おかしいな。
「りつ‥?」
私は、律の首から頬へ。手をなぞらせた。
「‥んっ!」
律は身体をビクン、と震わせた。
私は不思議、を顔に書いて律を見つめた。
「…み、みお‥」
律は、声を搾り出した。
「‥なに?」
私は頬を撫でながら聞いた。
「‥え、エロいってば‥」
「‥へ?」
「スキンシップにしちゃ‥エロい‥です‥」
律は緊張気味に、素直な気持ちを吐露した。
「あー‥」
慣れないコトしたからかなぁ、と反省した。
スキンシップっていうか。
そういえば律とくっつくとソレばっか考えてたかも…と思い返した。
付き合い始めは律から色々してきたけど‥。
私も色々覚えてからはソッチばっかだったかも…。
スキンシップ…って、なんだ?
「ごめん、律…」
「…ん?」
「スキンシップって、なんだっけ‥」
「‥ふふっ」
律はしょーがないな…といった表情で笑い
「‥唯が梓にやってるみたいな、さ。あーゆーのだよ」
「あ~…」
私は言われてやっとスキンシップの定義を思い出した。
「えーと‥」
私は少し考えこんでから
「‥りーつー!」
律を、抱き締めた。

ぎゅっ

「…」
律は、無言だった。
「…りつー?」
私が声を掛けると
「…胸が‥」
やわらかい、と顔を赤くしていた。
「ん~…」
思うように、いかない。困った私は、律のキャミソールを掴んだ。
「りーつ!」
「な、なに?」
「…どうしたら、いいかな‥」
上目遣いで、聞いた。
あ、上目遣いが良くないのか。と、現在進行形で自覚した。
「ねぇ‥」
体を寄せて、甘えてみた。
…だから、コレも良くないんだよな。普通のスキンシップとしては。

‥なんか、気付いたらいつの間にか律を誘う技術ばかり身に付けていた。

恥ずかしがり屋の自分としては、結構な進歩だとは思うけど(方向性はともかく)。
思い返せば、ここ最近。この調子で律を誘っては骨抜きにして、誘っては骨抜きにしてた…気がする。
欲求不満って言うよりは、私からの供給過多って所だったのかもしれない。
腑抜けてる…ってよりは、単に疲れてただけか…。

…ムギも適当なアドバイス‥いや、彼女の事だから敢えてそんなアドバイスをしてくれたのでは…。
多分。いや、確実にそうだ。

律は、息も荒く今にも私に襲いかかりそう。

そういえば、ここ数日こんな展開で律が「がおー」って来るんだった。
がおー、なんて勢いで来たら。また、疲れちゃうよな‥。


「りつ‥」
私は、左手で律の背中を撫でた。

「…ん?」
律は、吐息を落ち着かせた。

「今日は、やさしく…して?」
私は、背中から腹へと左手を滑らせた。

「んっ‥」
律は、敏感に身体を震わせた。

「やさしくしないと…さ。律、疲れちゃうだろ?」
私は、律を見つめた。

「ありがと…」
律はふぅ、と息をつくと

「…でも、やさしくしても」
私のサイドの黒髪を摘み

「誰かさんが、もっともっとーって、おねだりしてくるからなぁ‥」
黒髪の毛先で、私の頬をサラサラ撫でてきた。

「~っ‥」
私はちょっと口を尖らせて

「…おねだりは、がまんするよ‥」
腹へ滑らせた左手を、腰骨へと更に滑らせた。

「‥なら、いいんだけどな‥」
律は、黒髪の毛先で私の耳をくすぐった。

「んゃっ‥!」
私が思わず声を上げると

「可愛いな‥‥澪は」
優しく微笑んで、甘いキスをくれた。


この時点で、私はがまんを諦めた。

やっぱ、我慢とか。無理。


「りつ‥」
私は右手で律の後ろ髪を掴み、左手を律の腰骨から更に奥へと滑らせ

「‥いっぱい‥ほしぃ、ょ…」
思いっ切り、誘った。
律は、私の左手の感触に少し、表情を崩しながら


「…やっぱり、な」


嬉しそうに。微笑んだ。


名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

記事メニュー
目安箱バナー