「ん…」
怠い体を起こしてボヤけた眼をこする
頭がぼやーんとして記憶が定かでない
何だかいつもより体が重いな…っていうか寒い
首を鳴らして肩をグルグル回しつつ
ふと横に目をやると
頭がぼやーんとして記憶が定かでない
何だかいつもより体が重いな…っていうか寒い
首を鳴らして肩をグルグル回しつつ
ふと横に目をやると
「え」
澪が生まれたままの姿で気持ち良さそうに寝息を立てているではないか
「うわっ、ちょ…」
気付くと私も真っ裸でシーツ一枚がギリギリ大事なところを隠しているだけの状態だった
昨夜何がナニがあったのかと一人でアタフタしているうちに澪はうめき声と共に目を覚ました
昨夜何がナニがあったのかと一人でアタフタしているうちに澪はうめき声と共に目を覚ました
「あ…」
「…おはよ、りつ」
「…おはよ、りつ」
寝ぼけて半目の澪の顔を見て私は顔を真っ赤にする
澪さん、早くそのたわわと実った二つの果実をしまって下さい
澪さん、早くそのたわわと実った二つの果実をしまって下さい
「お、おはよ、澪」
「ふぁ…あ~」
「ふぁ…あ~」
まだ寝ボケてるのか、いつもだったら「どこ見てんだ律!」とか言いながら拳で殴ってくるのに
今朝の澪は私の気も知らずに呑気に欠伸をしては寝癖った髪を手櫛で梳かしていた
今朝の澪は私の気も知らずに呑気に欠伸をしては寝癖った髪を手櫛で梳かしていた
「ふぁ…まだ眠いな…な?律」
「え?あ、ああ、そうだな、何かいつもより怠いし」
「ふん?大丈夫?」
「うん、多分…」
「え?あ、ああ、そうだな、何かいつもより怠いし」
「ふん?大丈夫?」
「うん、多分…」
首を傾げる澪に歯切れの悪い返事をしてると段々と頭が冴えてきた
何だろ、何か思い出さないといけないことが…
何だろ、何か思い出さないといけないことが…
「もうちょっと寝よ、律」
「…そうだな、つーかその前に服着よう」
「あ…」
「え?」
「…そうだな、つーかその前に服着よう」
「あ…」
「え?」
澪が急にハッとした顔をしたと思ったら眉を八の字に
まるでイタズラして申し訳なさそうな子犬のような表情をしてこちらに向かってきた
まるでイタズラして申し訳なさそうな子犬のような表情をしてこちらに向かってきた
「ちょ、ちょっと澪さ~ん?」
私は一糸纏わぬ姿でずいずい迫ってくる澪の大胆さに何とも言えない恐怖を抱いた
澪が怖いと思うなんて自分が一番ビックリしてる
澪が怖いと思うなんて自分が一番ビックリしてる
「律、ごめんね?」
「ふぇ?」
「ふぇ?」
澪が謝る意味が分からなくて私はマヌケな声を出す
と同時に何か嫌な汗が全身から吹き出るのを感じた
体温が上がって心拍数が早くなる
と同時に何か嫌な汗が全身から吹き出るのを感じた
体温が上がって心拍数が早くなる
「…お腹空いちゃった」
「み、澪?」
「み、澪?」
その瞬間澪は静かに、でも力強く私の両肩を捉えた
全てがスローモーションのようにゆっくりと動く中
首筋にビリッと鋭い感覚が走る
全てがスローモーションのようにゆっくりと動く中
首筋にビリッと鋭い感覚が走る
「いっ痛っ、み、澪?!」
「ちょっとだけだから…食べさせて」
「ちょっとだけだから…食べさせて」
次の瞬間、私の首に噛み付いた澪の唇が強く首筋を吸い上げた
「あっ…んぁ…っ!…うくっ……はぁっ!ぁ…んぅ…!」
身体中の力が吸われる
そんな感じ
手足が完全に弛緩して澪を押し返すことも出来ない
口からだらしなく涎が垂れるのをかろうじて止めるのが精一杯
そんな感じ
手足が完全に弛緩して澪を押し返すことも出来ない
口からだらしなく涎が垂れるのをかろうじて止めるのが精一杯
「りつ、美味しい」
「うっ…んっんっ…ひゃっ?!///」
「うっ…んっんっ…ひゃっ?!///」
全身の力が抜けた代わりに身体はひどく敏感になっていた
澪の柔らかい胸の先が私の胸の突先に少し触れただけで
背筋に電撃が走り下腹部の辺りがビクビク反応する
澪の柔らかい胸の先が私の胸の突先に少し触れただけで
背筋に電撃が走り下腹部の辺りがビクビク反応する
「…りつ、また昨日みたいに感じてきちゃった?」
「ふあ…え?」
「ふあ…え?」
もはやまともに返答も出来ない私を見下ろしながら澪がクスクスと笑った
「りつの血飲んじゃってごめん。お詫びにいっぱいいっぱいキモチイイことしてあげるから、ね?」
「なっ…ぁっ…!」
「なっ…ぁっ…!」
散々澪にイイコトされた私が再び目を覚ましたのはそれから二日後だった
- 吸血鬼澪しゃん///ステキやわぁ!!! -- 名無しさん (2011-12-13 20:22:27)
- ほんと素晴らしい -- 名無しさん (2012-04-09 21:45:06)