けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

短編211

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mioritsu

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「……ん…あれ…?」

目が覚めると同時に感じた違和感。感じるハズのあの幸せなぬくもり
がない。寝ぼけまなこで隣を確認してみると………いた。
なんだちゃんといるじゃないか。ちょっとホッとする。
私からちょっと離れて向こう側を向いて寝ている律。いつもなら私に
ひっついて寝てるのに。

そういえば律、昨日からちょっと様子が変だったな。
明日は土曜日で講義ないからって私の部屋に泊まるっていいだした
あたりまでは普通だったけど…。
私のベッドに入ってきて「みおー」なんていってすりよってきたのに
結局すぐ寝ちゃったし。
べっ別に期待なんか全然まったくしてなかったけど。
まあいっか。うんいいんだ。とりあえず律を起こそう。おなかすいてきたし。

「りつー」
「……なんだよ」
「なんだ、起きてたのか。そろそろ朝ごはんにしよ」
「私はおなかすいてない。澪一人で食べれば?」

なんだよそれ。なんだかわからないけど律はご機嫌斜めらしい。
「何怒ってるんだよ。私なにかしたか?」
「別に…」
「別にじゃないだろ。とりあえずこっちむけよ」
「やだ」
「やだじゃないだろほーらー」
私は律の肩をつかんでちょっと強引にこっちをむかせる。
「なにすんだよ」
「そんな顔して、なんだ怒ってるんじゃなくて拗ねてたのか」
「うっうるさいな」
律はまた向こう側を向いてしまった。なんだよもうかわいくないな。
「澪は大きいのが好きなんだろ」
「は?」
何いってんのこいつ…
「どうせ私は小さくてステージでも映えませんよーだ…ドラムだし」
ああ、なるほど………前言撤回。りつはすごくかわいい。

「林さんと友達になったんだー」
「林さんって背高くていいよな。ステージでも映えるしさ」

昨日、林さんと友達になったことを律に話した。
私一人でもちゃんと友達つくれたのが嬉しかったし。律がその…
あっというまに菖や先輩と仲良くなってたのが…その…アレだったし。

「どうせ私に魅力なんてありませんよーだ」
「りーつ」
私は後ろから律を抱き締める。
「なんだよ」
「やきもちやいてたんだー?自分だって菖や先輩と仲良くなってたのに」
「なっ!ちげーし!」
「まあ確かに律は背は低いし胸もないよな~」
「……帰る」
「帰れると思ってるの?」
私は律を抱き締める腕に力をこめる。
「え?」
「律、私は怒ってるんだよ?」
「え?え?」
「私は律がこんなに好きなのに律は信じてなかったんだからな」
「あ…いやそのそういうわけじゃ…」
「じゃあどういうわけなんだ?まあいいよわからせてあげるから」
私は律の小さな胸に手を伸ばす。確かに小さいんだろうけど、でも
私は律の胸大好きなんだよ?
「…昨日はなんも反応してくれなかったクセに…」
え?もしかしてあれって私を誘ってたの?そっか、昨日は律、私に
してほしかったんだ。
「律はやっぱりかわいいな」
「なっなんだよ急に」
「私にしてほしいんだろ?昨日の分までしてあげる」
「そっそんなこと!」
「私が大好きなのは律なんだぞ」
「あ……うん…澪ごめん」

まったく、律はけっこうなやきもちやきだよな。まあそんな律もかわいいん
だけど。なんだかんだで身長とか胸とか気にしちゃってるとこもかわいい。
でもだからって私の気持ちを疑うっていうのはちょっと傷つくな。

まあこのあと律が何度も「澪…もう許してぇ」ってあやまってくれたからいい
んだけど。


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