けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

汚したシーツ

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匿名ユーザー

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私が、リビングのソファでドラムマガジンを読んでいると
「りぃつ?」
澪が、ツカツカと近寄って来た。
「‥ん?」
「‥コレ、何?」
「あ」
「何?」
「…」
「何?」
「‥なんだろなー」
「何?」
「‥なんだろう、な…」
「何?」
「‥なー‥」
「何?」
「‥」
「何?」
「…」
「何?」
「………」
「何?」
「………ごめんなさい」
私は、白状した。

私は、澪がとっといたプリンを、食べた。
三個パックのプリンを買って来て、私と澪で一つずつ食べて。
残った一つはジャンケンで買った方のモノってルールなんだけど‥
私は冷蔵庫を開けて、プリンを見付けると「ラッキー♪」とか言って食べてしまうのだった。
勿論、後で買い足すのを忘れないようにするんだけど。
忘れると、澪の尋問が始まるのだった。
キッチンのゴミ箱からプリンの空を見付けた澪は、心無い営業スマイルで寄ってくる。
私に、抵抗の余地は無かった。

「もう‥コレで何回目だ?」
「えっと…」
てか、プリンぐらいで…と、出掛かった台詞を抑えて。
「わかりません…」
ソファに正座したまま、深々と土下座した。
「…わかってる、よな?」
澪は、女王様の表情で、見下ろしてきた。
「…はい」
「なら、良し」
「…はい」
澪は、踵を返し、キッチンに向かって行った。
この埋め合わせは、駅前のケーキ屋のガトーショコラ。
よりによって、中々に値が張る代物だった。
少ない小遣いが‥密かに貯めたへそくりが…と心の中で泣きながら。
私は翌日、駅前のケーキ屋に向かった。



私は駅前でガトーショコラを買って、帰った。
「ただいまー」
「おっかえりぃー♪」
澪は、子供みたいな笑顔で私を出迎えた。
「おつかれっ♪ダーリンッ♪」

ちゅっ

明らかにおかしなテンションでおかえりのキスをくれた。
理由は、コレだ。
「‥はい」
私が差し出したのは、駅前のケーキ屋の、箱。
「ふふっ♪」
澪はさぞ機嫌良さそうに受け取り
「ありがとっ」

ちゅっ

また、キスをくれた。
少し、舌まで入れてきた。
すぐ、ひっこめたけど。
「晩御飯出来てるぞ?」
澪は、嬉しそうにケーキ屋の箱をキッチンの冷蔵庫にしまいに走った。
「‥ああ」
私は、澪のキスに照れながらリビングに向かった。
理由や脈絡はどうあれ、

澪がくれるキスは、甘い。


私と澪は晩御飯と、その洗い物を済ませ、リビングに居た。
「さーて‥」
澪は、冷蔵庫から駅前のケーキ屋の箱と、小皿とフォークを持ってきた。
私が買ってきたガトーショコラは一つだけ。
澪は、器用に手早く二等分すると
「いただきまーす!」
手を合わせた。
「澪?」
「ん?何?」
「コレ」
私は、目の前に差し出された1/2のガトーショコラを指差した。
「私の、分?」
「そうだよ?」
「なんで?」
いつもは、澪が私の目の前でガトーショコラを美味しそうに食べるんだけど。
「…」
澪は、少し黙ってから
「最近、さ‥」
言いにくそうな表情。私は、すぐに察しが付いた。
「あぁ、た」

ばしんっ

いじゅう、と言おうとした私の口は、澪の手に塞がれた。
「律‥?」
ひきつりながら笑顔を投げ掛けてくる澪に、私は「(いわないいわない)」と頷くしか無かった。
体重気にしてても、ケーキは食べるんだな、と心の中で呟きながら。
私は1/2のガトーショコラを食べた。



「んーっ‥」
澪は、眠そうに伸びをした。
「そろそろ、寝るかー」
私はゆっくりと立ち上がった。
「そだね‥」
澪は同調し、立ち上がった。
歯磨きと就寝前の洗顔を済ませた私と澪は、寝室に向かった。
私は、澪の後に続いた。
澪がベッドの手前に近付いたあたりで

がばっ

「きゃ!」
私は澪の背後から抱き着いた。

もみっ

両手で澪の胸を、思いっ切り揉んだ。

「んんっ‥!」
澪は、動揺しながら声を上げた。
私は、澪の肩口に首を伸ばし
「みぃおー?」
わざと優しく声を掛けた。
「なっ‥ん‥っ!」
澪は、止めない私の手に反応しながら
「っに‥すんだよぉ‥んんっ!」
声を絞り出した。身体が正直に揺れた。
「澪がさ」
私は、右手で澪の顎を優しく掴み、私の方を向かせ
「体重、気にしてるみたいだから」

ちゅ

「一緒に運動、しようと思ってさ」
フレンチキスを、した。
「‥っ」
澪は顔が真っ赤になった。
私は右手を澪の左肩に回し

どさっ

動揺する澪ごと、ベッドに押し倒した。


すかさず、私は澪の両手にそれぞれ、私の両手を絡ませた。
「‥そんな、太ったと思わないけどな」
見下ろす私の言葉に
「…だって」
体重計、乗った時。と答えようとした澪。
私は、構わず

ちゅっ

キスした。

「…っ」
薄目で見ると、澪はたまらず目を思いっ切り瞑っていた。
「‥」
私はキスしたまま。固まる澪の唇を舌でこじ開けた。
「ん…‥っ!」
身体に力が入る澪。
私は、親指で澪の人差し指を撫で、舌先を揺らした。
「…」
澪は、やや薄目になり、唇を緩めた。
薄目の私と目が合うと、すぐ閉じた。
私は緩んだ唇に舌を入れた。
「‥!」
澪の身体が、震えた。
私はだらけた澪の舌を探り、絡むように催促した。
澪は、両手をぎゅっと握り。

舌を、絡めてきた。

澪は、時折身体を捩らしたり。舌を絡めるとびくんって、身体を震わせたりした。
「んふぅっ‥」
息が荒くなり、互いの吐息が、唇と唇の隙間、鼻から、漏れてきた。
指と指を撫であった。湿った手が、滑り合った。
薄目を開ける度に、互いの目が合った。
その度に互いに目を閉じ。互いの口を味わった。
パジャマ越しの体温が、もどかしかった。

澪が身体を捩らせる頻度が高くなった頃。
唇が、離れた。
澪は、頬を赤くして艶っぽい薄目で呼び掛けてきた。
「‥りつゥ・・」
「‥なに?」
澪は、吐息混じりに、緩やかに。
観念した。
「もぅ‥ダメ‥」
薄目を更に薄くして、脱力した。
私はくすっ、と笑って
「‥キスしか、してないのに?」
声を掛けた。
「…っ」
澪は、無言で目尻を上げた。
ムカついた、みたい。

でも抵抗は、それだけ。

私が右手の人差し指で澪の人差し指を撫でると、弱々しく撫で返してきた。
私が唇を近付けると、柔らかく唇を開いてきた。
私が舌を入れると、澪は激しく身体を震わせた。
両手を払い退け、私の身体を抱き締めてきた。
私は、顔を傾けて澪の口を奪った。

ぎゅううっ

澪は、暫く私を抱き締めた。
私が、澪の唇を解放すると

「……律‥」
澪は、寂しそうに
「‥‥‥もっと…」
私の首に腕を、回した。


事が済み。

私は、澪を抱きかかえ
澪は、私に抱きかかえられていた。

ベッドの、少し横にずれた辺りで。

「りつ‥」
「‥ん?」
「シーツ、よごれちゃった‥」
「あぁ…」
「洗濯、したばっかだったのに…」
「…澪が、もっとってっんぁっ」
澪は、私の口に人差し指を入れて制してきた。
「律‥?」
澪のプレッシャーは事前・事後。関係無かった。
「‥んー」
私は澪の人差し指を舐めた。
「んっ」
澪は、私の口から人差し指を取り出した。
「‥りつー」
「‥ん?」
「シーツ‥あらったのに‥」
澪は、恥ずかしそうに私の胸に顔を埋めてきた。
「‥」
私はごめんな、と澪の頭をポンポン、と叩き
「…ガトーショコラで、いいか?」
黒髪に声を掛けた。
「ん‥」
黒髪は、少し頷き


ちゅ


私の胸元に、キスをした。


  • 式はいつですか? -- 名無しさん (2012-09-16 22:51:36)
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