けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

夕空モノローグ

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mioritsu

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私と律は、薄くなる夕暮れを眺めつつ。うたた寝をしていた。

「‥くんくん」
「なっ‥何するんだよ‥」
律が私の髪の匂いを嗅いできた。

「‥」
にこっ
「なんだよ‥」
律は無邪気な笑顔を見せ
「澪、いい匂いだからな!」
「‥」
私は、照れた。

「‥くんくん」
「わっ!」
私は、仕返しして
「やっ、やめろよ‥」
「律からやってきたんじゃん」
私から離れようとする律を

ぎゅっ

抱き締めて、捕獲した。

「くんくん‥」
「…」
私は律を胸に抱きかかえ、律の茶髪の匂いを堪能した。
多分、無言の律は悔しいカオをしてるんだろう。

「‥くんくん」
律が、私の胸の中で匂いを嗅いだ。
「‥ん?」
律を見下ろすと
「‥澪のおっぱい。いいにおぉっ!」

っぎゅうぅぅっ

意地悪く見上げた律を、私は思いっ切り抱き締めた。
胸の中に、埋めてやった。
ついでに

するっ

頭のてっぺんで留めてあったゴムも、外してやった。
私とちょっかい出し合うなんて、我が恋人ながら無謀だな、と可笑しく思った。


「みお‥」
「‥ん?」
「くるしい‥」
胸の中から、律が助けを求めてきた。
「‥ほら」
私が腕を少し緩めると、律の顔がもそもそと現れた。
適当に前髮が降りていて、可愛い。
頬も赤くしちゃって。
「…」
律は、ジト目で見上げてきた。
「気持ち良かった、だろ?」
私は笑顔で問いかけた。
「…」
律は、無言。
「やわらかくてさ。気持ち、良かっただろ?」
追い打ちを掛けても
「…」
やっぱり、無言。
「‥まったく」
私は、律の前髮の毛束を摘まんで
「正直に言ったらー?」
拗ねた律の頬をくすぐった。
「……………気持ち良かった、よ‥」
律は、ようやく白状した。
「‥やわらかかった?」
「…」
律は無言で頷いた。

「‥律」
私は、胸の中の律を解放した。
「おいで?」
律は、私の顔の位置までやってきた。
「‥」
頬は、まだ、赤かった。
「そろそろ晩御飯の支度、しなきゃな」
私が言うと
「‥そう、だな‥」
律は、なんかウズウズしてる。
なんでかは、分かってるけど。
「‥くすっ」
ウズウズしてる律、可愛い。
思わず笑みがこぼれた。
「‥え?」
「‥しょうがないな、りつは」
私は、少し戸惑った顔をした律の

「‥くんくん‥」

鼻の匂いを、嗅いだ。


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