けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

ローソン

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mioritsu

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だれでも歓迎! 編集

大学入学間もなく。五月のある日。
「暑い…」
「暑いね…」
私は律と一緒に住んでいるアパートのリビングに居た。
床で、二人でゴロゴロしていた。

この日は五月と思えない程の暑さだった。

「……澪」
「なに?」
「ベッドの方、行かね?ちょっとは涼しいと思うんだけど」
「……やだ」
「え?」
「暑い。動きたくない」
私は暑さも手伝い、我が侭を言ってみた。
「まったく…」
律は溜め息をつくと

ひょい

「わっ」
私をお姫様だっこで抱き上げた。
そして
「よっ、と」

ぽふっ

律は私を寝室のベッドまで運んだ。
寝室はカーテンを閉めてあり、窓は開けてあった。
律の言う通り、寝室は涼しかった。
律は、私の隣に寝転んだ。

「…」
私が寝返りを打つと、目の前に律の横顔が現れた。

ぎゅっ

律の手を、握った。



「……澪」
「なに?」
「暑い」
「私も」
「離れれば、も少しマシになると思うんだけど……」
「やだ」
私は律の提案を拒否して、律に擦り寄った。



「……みおー」
「なに?」
「コーラ買ってきて」
「やだ」
「じゃ、ポカリ買ってきて」
「やだ」
「からあげクンも」
「やだ」
「アイスも」
「やだ」

律は一呼吸置いて


「一緒に、ローソン行こっか」


私は無言で


ぎゅっ


律の手を握って、応えた。


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