けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

短編200

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匿名ユーザー

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真っ暗な部屋の布団の中で二人、お互いに求め合う。

私の身体を抱く、華奢な腕を掴む。
ドラムをしている分、意外と鍛えられてる。
それと同時に、柔らかく心地好い感触の二の腕も触る。
硬くて、柔い。
不思議な感覚だ。

なにしてんの

腕の持ち主が尋ねる。

なんでもない

私は答える。

怪訝な顔をするが直ぐに切り換えたのか、私の唇に吸い付く。
髪が乱れて、雫が飛び散った。
ぽたり、と。
頬に律の汗が落ちてくる。
唇が離れると共に、頬に落ちた水滴に指先で触れる。
その指を、舐める。
塩分の味が舌に広がる。

しょっぱい

私が言うと

だろうな

と返してくる。

私は舐めた指先を、律の口の中に押し込む。
あまり奥には入れず、舌先を撫でるように。
そしてゆっくりと指を抜く。
一本の銀色のアーチが光る。

あまい

と、口の端から唾液を垂らして律は言う。

うそつけ

抜いた指をまた舐めて、私は言う。

そしてスプリングの軋む音が再開された。

鍛えられ、柔らかい二の腕に、先程の指をなすった。
特に意味は無いが。
二つの唾液が混ざった湿り気が、視界の端に映る。
その様子は、まるで。

どこ見てんだよ

不機嫌そうに律は言う。

今の私たち、かな

私は苦笑した。

私たちは、絡み合う。

END


  • 大人な律澪ですね。 -- 名無しさん (2012-10-07 06:43:57)
  • 澪かっこいい! -- 名無しさん (2013-03-12 06:23:41)
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