「りっちゃんと澪ちゃんってほんと仲良しだよねぇ」
私と澪が会話をしてる最中、唯がそう言った。
私と澪が会話をしてる最中、唯がそう言った。
「な、なんだ突然」
澪が少し動揺して唯に聞き返す。
澪が少し動揺して唯に聞き返す。
「いやー何となく思っただけ」
なんだ、唯のいつもの気まぐれか。
いつも不意に現れるから困っちゃうなぁ。
そこが可愛い所なんだが。
んじゃ、適当に流して澪と話の続きを…
なんだ、唯のいつもの気まぐれか。
いつも不意に現れるから困っちゃうなぁ。
そこが可愛い所なんだが。
んじゃ、適当に流して澪と話の続きを…
「私も思った~」
ムギが乱入してきた…
なんだか、ここから私と澪をいじる話を始めるような。
なんだか、ここから私と澪をいじる話を始めるような。
「だよねぇ、ムギちゃん」
「うん、いっつも二人一緒だしね」
「携帯だってお揃いだしー」
「ロミジュリだってやっちゃうし~」
「りっちゃんは、和ちゃんに嫉妬しちゃうしね」
「澪ちゃんは、りっちゃんのカチューシャの位置だって把握してるしね」
「幼馴染みだからじゃないんですか?」
「うん、いっつも二人一緒だしね」
「携帯だってお揃いだしー」
「ロミジュリだってやっちゃうし~」
「りっちゃんは、和ちゃんに嫉妬しちゃうしね」
「澪ちゃんは、りっちゃんのカチューシャの位置だって把握してるしね」
「幼馴染みだからじゃないんですか?」
梓まで入ってきた…
やめろーなんか凄く恥ずかしいぞー
人の行動をそんなにいちいち指摘するんじゃない!
やめろーなんか凄く恥ずかしいぞー
人の行動をそんなにいちいち指摘するんじゃない!
「な、何、馬鹿なこと言ってんだ」
ほら、澪も顔赤くして言ってる。
でもお構いなく話は続いてく。
ほら、澪も顔赤くして言ってる。
でもお構いなく話は続いてく。
「えー、私は和ちゃんとそこまではしてないよ?」
「それだけ幼馴染みレベルが高いのよ!」
「なんですかそれ」
「んー、というか、付き合ってるみたいだよね?」
「それだけ幼馴染みレベルが高いのよ!」
「なんですかそれ」
「んー、というか、付き合ってるみたいだよね?」
おいおい…唯…お前…
「おい、いい加減に変な事言うのは…」
澪もそろそろ我慢の限界なのだろうか、割と本気で制止しようとするが、
ガールズトーク?は止まらない。
女子高生ってやつは…よく本人達抜きで盛り上がれるもんだ。
澪もそろそろ我慢の限界なのだろうか、割と本気で制止しようとするが、
ガールズトーク?は止まらない。
女子高生ってやつは…よく本人達抜きで盛り上がれるもんだ。
「分かる!凄く分かるわ!」
「ね!ドラムとベースは不老不死ってやつだね!」
「最悪な間違いですね、夫婦でしょう」
「結婚したらどっちの苗字とるのかしら」
「やっぱり、りっちゃんじゃないかな、カッコイイし」
「澪先輩なんかも、ファンクラブの中ではイケメン扱いでしたね」
「どっちにせよ、私なら凄く応援しちゃうわ~」
「うんうん!もしかしたら、本当に付き合ってたりして…」
「ね!ドラムとベースは不老不死ってやつだね!」
「最悪な間違いですね、夫婦でしょう」
「結婚したらどっちの苗字とるのかしら」
「やっぱり、りっちゃんじゃないかな、カッコイイし」
「澪先輩なんかも、ファンクラブの中ではイケメン扱いでしたね」
「どっちにせよ、私なら凄く応援しちゃうわ~」
「うんうん!もしかしたら、本当に付き合ってたりして…」
「そんなわけないだろ!!!」
澪の大きな声が部室内に響いた。
「なんで、律と私が付き合わなきゃいけないんだ!冗談じゃない!!」
「…おい、澪」
「…律の事なんか、好きでもなんでもない!!」
「…おい、澪」
「…律の事なんか、好きでもなんでもない!!」
そういって澪は部室から出て行ってしまった。
部室が少しの間静かになった。
部室が少しの間静かになった。
「…澪ちゃん、怒らせちゃった…」
唯がしょんぼりした顔で言う。
唯がしょんぼりした顔で言う。
「ちょっと、調子に乗りすぎちゃったね…」
「律先輩も、すいません…」
「いや、私はいいんだけどな」
言いながら頭をポリポリと掻く。
私はちょっと恥ずかしかっだけだしな。
「律先輩も、すいません…」
「いや、私はいいんだけどな」
言いながら頭をポリポリと掻く。
私はちょっと恥ずかしかっだけだしな。
「んじゃ、澪探してくるよ」
「わ、私も…」
「いいって、ここで待ってろ」
そう言い残し私は部室を後にした。
「わ、私も…」
「いいって、ここで待ってろ」
そう言い残し私は部室を後にした。
校内を見て回ると、ある女子トイレから澪の啜り泣く声が聞こえた。
「うぅ…ぐすっ…りつぅ…ふっ…りつぅ…」
「呼ばれたか?」
「なっ…!りつ…」
ドア越しだけど、確かに澪はこの中にいる。
「呼ばれたか?」
「なっ…!りつ…」
ドア越しだけど、確かに澪はこの中にいる。
「ふうぅぅぅ…りつぅ…」
「なーに泣いてんだよ、丸聞こえだぞ?」
「ごめん…なさい…りつ、ごめ…なさ…ふぇぇ…」
なにを謝ってんだか、話にならんじゃないか。
「なーに泣いてんだよ、丸聞こえだぞ?」
「ごめん…なさい…りつ、ごめ…なさ…ふぇぇ…」
なにを謝ってんだか、話にならんじゃないか。
「落ち着いてからでいいから」
「…ひぐっ…好き、だからぁ…りつのこと…大好きだからぁ…」
「…ったく、なら初めからそう言えよなー」
「うぅ…だって…唯に言い当てられて…恥ずかしくなって…」
「後で皆に謝れよ」
「…うん…ぐすっ」
「まぁ、落ち着いたらでいいからさ…」
「…りつは、怒ってないの?」
「さーなぁ」
「…」
「ただ、澪が大声出すもんだから、ビックリしてただけ」
「…嘘だから、ね」
「分かってるよ」
「…りつの事、好きだからね」
「分かってるって」
「…嫌いに、ならないで」
「…そんなことで泣いてたのか?」
「…グスッ」
「はぁー…ったく面倒臭い女だな、お前は」
「………」
「…ひぐっ…好き、だからぁ…りつのこと…大好きだからぁ…」
「…ったく、なら初めからそう言えよなー」
「うぅ…だって…唯に言い当てられて…恥ずかしくなって…」
「後で皆に謝れよ」
「…うん…ぐすっ」
「まぁ、落ち着いたらでいいからさ…」
「…りつは、怒ってないの?」
「さーなぁ」
「…」
「ただ、澪が大声出すもんだから、ビックリしてただけ」
「…嘘だから、ね」
「分かってるよ」
「…りつの事、好きだからね」
「分かってるって」
「…嫌いに、ならないで」
「…そんなことで泣いてたのか?」
「…グスッ」
「はぁー…ったく面倒臭い女だな、お前は」
「………」
「そんな面倒臭い澪が私は好きだよ」
澪の泣き声が止んだ気がした。
澪の泣き声が止んだ気がした。
少しして、澪もだいぶ落ち着いて話せるようになってきた。
「どうしよっか」
「…何が?」
「付き合ってること、皆に言う?」
「………」
「そろそろ隠すのも気が引けるしさ」
「…そうだな」
「応援してくれるって言ってたし」
「…うん、言おう」
「ああ」
「……りつ?」
「ん?」
「…好き」
「…しつけぇよ」
「………」
「…わたしも、だよ」
「…えへ」
「…何が?」
「付き合ってること、皆に言う?」
「………」
「そろそろ隠すのも気が引けるしさ」
「…そうだな」
「応援してくれるって言ってたし」
「…うん、言おう」
「ああ」
「……りつ?」
「ん?」
「…好き」
「…しつけぇよ」
「………」
「…わたしも、だよ」
「…えへ」
唯、大正解の巻
END
- わぉ -- アクティブ (2012-02-22 14:01:42)