けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

短編179

最終更新:

mioritsu

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だれでも歓迎! 編集
投稿日:2010/11/25(木) 23:38:20

今日は少し澪の様子がおかしい

律「澪~、どうかした?」
澪「え?」

どこか間の抜けた返事

澪「どうかしたの?」
律「いやさ、なんか今日の澪はなんかいつもと違うような気がしてさ」
澪「? そう見えるか?」
律「うん、なんか変」
澪「…」

急に黙ってしまう澪

律「ど、どうしたんだよ急に黙って…」

不安そうに訪ねてみる

澪「実はな律…私…」
律「…」
澪「律に仕える身みたいなんだ」

そう真顔で言われた

律「…はい?」
澪「だから律に仕える身なんだって」
律「澪…」
律「熱でもあるんじゃないか?」

そう疑わざるを得ないよね

澪「熱なんかないよ、ほら」

澪の額に手をやると確かに熱はない

律「何かの冗談なのか?」
澪「ううん、本気だよ」

相変わらず真剣な表情をしている澪

律「誰からそんなこと聞いたんだよ、私自身も知らないのに」
澪「本当のこと言うとずっと小さいときからなんだ、落ち着いて聞いててくれよ」
律「…うん」

澪「マm…お母さんが何度も聞かせてくれてたんだけど
昔は秋山家って田井中家の人によく仕えてたんだって
私が産まれる頃からはなんかその必要がなくなったからお互いに平和に暮らそうってことで
両家とも普通の家に引っ越してきて今の生活をしてるらしいんだ」

至って真面目なオーラを出しながら話している澪

律「だけどそれは昔の話だろ?何で今になって澪が私に仕えるんだよ?」
澪「それは……」

澪が向こうを向いてしまった
…だけどその直後

澪「…わ、私が律を守らなきゃいけなくなったから…」

と顔を赤くして振り返ってきたのである

律「…!!」

…えっなっ何この破壊力
でも疑問が

律「私を守らなきゃいけないってどういうこと?」
澪「だってムギが…

紬「澪ちゃん!りっちゃんは澪ちゃんが守らなきゃいけないんだよ!私は二人の関係も家族の事情もお見通しなんだからね!!」

って言うから…
二人でずっといられるようになったら話そうと思ってたんだ」

律「…」
澪「…」

暫しの沈黙
そのあと

律「なあ澪」
澪「?」
律「それを話したってことはずっと一緒に居られるんだよな?」
澪「う、うん」
律「別に話さなくてもよかったと思うんだけどな」
澪「…え?」
律「だって今さら聞いたってどうでもいいことじゃん」
澪「…」
律「まぁ正直意味がわからないとこもあったし」

ちょっと申し訳なさそうに言ってみる

澪「…」グスッ
律「! みみみ澪!?どうしたんだよ急に泣きだして!?」
澪「あ、あのね意味わからなかったでしょ?私も真面目に話してるつもりだったんだけど、話してる間に訳わからなくなってきて…」
律「いやそれは理解力が足りない私も悪いよ」

優しく、泣いている澪を抱き締めながら続ける

律「意味はわからなくたって二人で一緒に居られることには変わりないだろ?
余計と言っちゃ澪に悪いけど今の私たちには絶対に切れない心の繋がりがあるよ
泣く必要なんかどこにもないじゃん
私たちはずっと一緒だから大丈夫だよ」

澪「律…りつぅぅぅぅ!」

あの後暫く澪は私の腕の中で泣き続けた
絶対に離れない離さないほどに強く抱き締めあった状態で…




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