投稿日:2010/11/25(木) 21:21:33
春からの大学生活、夢にまで見た律との共同。
だけど現実は……
「りつー!おかえり……」
帰ってきた律に声をかけに行くと律の後ろに見える女に胸が詰まる
「ただいま、みお、今日は友達連れてきたから一緒に食事しようぜ!」
「こんばんは、秋山さん。お邪魔するね?」
「あ、うん……」
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こんな調子でしばしば律は友達を連れてくる
いまだに律以外にまともに友達ができない私を余所に、律は持ち前のコミュニチィー能力を大学でもいかんなく発揮し次々友達をつくっていった
(私だけじゃダメなのかな……?私は律さえいればそれでいいのに…)
……駄目だ。律はただ友達を作ってるだけなのに、また思考がよくない方にループしている
自己嫌悪に陥りながら、横で寝息を立てている律に目をやる
私はこんなにも律を愛しているのに……
同棲しよう!なんて誘っておいたんだ、律だって今更言い訳できないよね?
むしろ自分に言い聞かせるように、私は律に近づいた
「律が悪いんだからな……」