けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

短編177

最終更新:

mioritsu

- view
だれでも歓迎! 編集
投稿日:2010/11/25(木) 07:21:44

「みーおー」

自分でも引くくらい甘い声をあげて、彼女に抱きつく、すると
やめろーと口では拒みながらも彼女は私の腰に手を添え、
きゅうっと抱きしめ返してくれる。

彼女はとても押しに弱い
私が無茶なお願いをしても、彼女は愚痴を挟みながら受け入れてきてくれた。
私は彼女のそんな部分に今まで甘えてきたんだな
でも、それは一方でとても心配な部分である

もしどこぞの男や女に詰め寄られ、告白されたとして
相手の押しが強ければ強いほど、澪は抵抗の手段を失う
そんなこと、考えただけで背筋が凍る。
しかし決してありえないことじゃない

彼女は女性として、そして人間としてとても魅力的。
少しでも彼女と接すれば、たいていの人間は恋心とまではいかずとも
並々ならぬ好意を抱いてしまうことは自明だ
その好意が日を重ね恋心に変わってしまうことが私は怖くて仕方ない。

だから、私はいつでも彼女のそばにいた
見る人が見れば私はオジャマ虫なのかもしれないけど、それでいい。
澪の魅力を色々な人が知るのは良いことだけど、
その奥深くにある本当の魅力、それは私以外の人間が知ってはいけないんだ。

私を見て微笑む彼女の腕の中で、ずっとそんなことを考えていると
なにしかめっ面してるんだよと、オデコを小突き
そしてはにかむ彼女を見て、私は一つの確信を持つ

そう、彼女は毒 その毒にかかってしまえば、私なんかは何の対抗手段も持たない。
思考も、行動も、すべてが彼女に支配されてしまう

それでいい、そのほうが良い。
一生私のことを縛り続けてください




名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

記事メニュー
目安箱バナー