朝ごはんも食べて、さて何をしよう。
「澪~」
「なんだ?」
「どこ行きたい?」
「特にないかな」
「なんだ?」
「どこ行きたい?」
「特にないかな」
澪が洗い物をし終えてこっちにくる。
あぁこんなとこも、しあわせ。
抱きしめたくなる衝動をなんとか押さえて、出かける準備っと。
あぁこんなとこも、しあわせ。
抱きしめたくなる衝動をなんとか押さえて、出かける準備っと。
「じゃあ何時も通りでいっか」
「ん」
「ん」
特に用もなく外に出てウィンドウショッピング。
そんでその時の気分でカラオケいったり、映画見に行ったり。
私たちの休日は何時もこうだ。
そんでその時の気分でカラオケいったり、映画見に行ったり。
私たちの休日は何時もこうだ。
店を一通り見て回って休憩。
何をするでもないんだけど、楽しいんだから仕方ないってね。
何をするでもないんだけど、楽しいんだから仕方ないってね。
「この後、どうする?」
「んー。あ、ゲーセン行こうぜ!」
「いいけど、無駄遣いはするなよ」
「わーかってるって」
「んー。あ、ゲーセン行こうぜ!」
「いいけど、無駄遣いはするなよ」
「わーかってるって」
ふっふっふ!このお宝ハンターりっちゃんの腕、見せてしんぜよう!
ゲームセンターへ行くとUFOキャッチャーの手前にガンシューティングゲームがおいてある。
実は、澪とあのガンシューティングゲームをやったことがあって。
まぁ澪に泣きながらしがみつかれて、ゲームどころじゃなくなったわけだけど。
あれ以来近くを通るときは、私の服の端っこをちょっとだけ掴んでついてくるようになった。
ああもう。やばい、かわいい。
まぁ澪に泣きながらしがみつかれて、ゲームどころじゃなくなったわけだけど。
あれ以来近くを通るときは、私の服の端っこをちょっとだけ掴んでついてくるようになった。
ああもう。やばい、かわいい。
UFOキャッチャーの前につくと、澪が好きそうな可愛らしいプライズがいっぱい。
「あ、あれかわいい」
「あら澪ちゃん、きゃわいい趣味だこと」
「う、うるさい!・・どうせ、似合わないもん」
「あら澪ちゃん、きゃわいい趣味だこと」
「う、うるさい!・・どうせ、似合わないもん」
予想通りの反応をするから、茶化してやったら拗ねちった。
澪の部屋にかわいいもんがほとんどないのは、こーやって自分には合わないって思ってるからなんだよなぁ。
まぁ私が茶化すからっていうのもあるみたいだけど。
だって澪の反応かわいいんだもん、茶化すなって方が無理。
澪の部屋にかわいいもんがほとんどないのは、こーやって自分には合わないって思ってるからなんだよなぁ。
まぁ私が茶化すからっていうのもあるみたいだけど。
だって澪の反応かわいいんだもん、茶化すなって方が無理。
「へへっ、じゃあアレとってやるよ」
「い、いいよ」
「まぁまぁ遠慮しなさんなっ」
「い、いいよ」
「まぁまぁ遠慮しなさんなっ」
ほんとは欲しいくせに、と思いつつ。これ以上拗ねられるのも困るからな。
ってことで、ちゃっちゃと頂いちゃいますか!
ってことで、ちゃっちゃと頂いちゃいますか!
「はいよ」
「あ、ありがと。」
「ん。素直でよろしい!」
「あ、ありがと。」
「ん。素直でよろしい!」
俯きながらぬいぐるみをぎゅっと抱きしめてお礼を言う澪の反則的なことったらない。
これを見るためならいくら費やしても惜しくはないってくらい。
なんて内心デレデレな私。顔に出てないといいんだけどな。一応カッコつけておきたいし!
これを見るためならいくら費やしても惜しくはないってくらい。
なんて内心デレデレな私。顔に出てないといいんだけどな。一応カッコつけておきたいし!
「ん~、そろそろ帰るか」
「そうだな。結構歩いたし」
「お腹減ったぞ~澪~!」
「はいはい」
「そうだな。結構歩いたし」
「お腹減ったぞ~澪~!」
「はいはい」
なんて会話をしながら帰る。
あぁ今日も楽しかった!
あぁ今日も楽しかった!
おわり。