けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

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投稿日:2010/11/18(木) 22:56:37

澪(人を素直にさせる薬、か…)
澪(ムギ曰く、副作用はなし。勢いに負けて貰っちゃったけどどうしよう…?)

律「澪、みーお!」
澪「…ん?」
律「どうしたんだよ。朝からぼーっとするなんてらしくないぞ?」
澪「あ…ちょっと考え事してて(今日も私の律はかわいいなぁ)」
律「ふーん?悩み事なら相談しろよー?」
澪「うん、ありが…(いや、ちょっと待て)」
澪「…律、なら早速いいかな?(これを使えば律の本当の気持ちを…)」
律「んー?」
澪「実はダイエット中でさ、飴を貰ったんだけどどうしようか迷ってたんだ。私の代わりに食べてくれないか?」
律「…それだけ?」
澪「…ダメかな?」
律「ん。いいよ」
澪「はい、じゃあ口開けて」
律「あーん。…ん、なんか変な味」
澪「健康にいい成分入れてるらしいからな。一気に飲み込んだ方がいいかも」
律「ん…んん」コクン
澪「ふふ…ありがとう律。今日は時間ゆっくりあるからのんびり歩こうか(効果が出るまで約5分、だったよな)」

5分後

澪「あ、そうだ律(そろそろだよな…)」
律「うん?」
澪「律って唯と仲良いよな。やっぱり一緒に居て楽しいか?」
律「うん、唯ちゃんといるとすっごく楽しいよ!」
澪「そっか(喋り方、呼び名まで変わった?…薬の効果だとしたら律は普段から…)」
澪「なぁ律、普段の喋り方と違うけど本当は普段からそうしたいのか?」
律「うん。でもね、喋り方変えないと頼りなく見えちゃうから。私ただでさえ体も小さいし」
澪「なんで?頼りないといけないのか?」
律「だってそうしないと澪ちゃんをしっかり支えてあげられないと思ったから」
澪「り、りつ…」ジーン
律「澪ちゃん泣いてるの…?大丈夫?」
澪「大丈夫だよ律、ありがとう…。それより普段からその喋り方の方がかわいいよ」
律「わ、私かわいくなんかないよ…」
澪「いやかわいいよ。すごくかわいいよ」
律「は、恥ずかしいよ澪ちゃん…」
澪「ふふっ…」ナデナデ
律「うぅ…」
澪「あ、それで律」
律「何?」
澪「その、私と居て楽しいと思うかな…?」
律「澪ちゃんと?うん、とっても楽しいって思うよ。でも…」
澪「でも…?」
律「よくわかんないんだけどね、澪ちゃんと居ると楽しいだけじゃなくてドキドキしたりもするの。私変なのかな?」
澪「わ、私も!」
律「え?」
澪「私も、律といるとドキドキするよ。だから変じゃない…と思う」
律「澪ちゃん…うん!」


―――――
―――――


律「あ、おはよう!ムギちゃん」
紬「え!?り、りっちゃん?おはよう」
澪「おはようムギ。そうだ律、今朝あげた健康にいい飴、実はムギがくれたんだ。お礼言わないとな」
律「そうなんだ。ありがとう、ムギちゃん」
紬「! どういたしまして。それからありがとう」
律「?」
澪「ほら律、席に戻るぞ。もうすぐ予鈴鳴っちゃうから」
律「え…、もう澪ちゃんと離れちゃうの…?」

澪紬「」ブフォッ

律「ふ、二人とも鼻血!ほら、ティッシュあてて!」
澪「あ、ありがとう律(こ、これは…)」
紬「助かるわ(抜群の破壊力…!)」

唯「おはよー。あれ、三人とも何してるの?」
律「唯ちゃんおはよう。二人とも朝から鼻血出しちゃって大変なんだよ」
唯「りっちゃん?りっちゃんだよね?」
律「え、何…?」
唯「それ新しい遊び?」
律「何が…?」
唯「呼び方。いつもは呼び捨てなのに。あ、そういえば喋り方もちょっと変かなぁ」
律「や、やっぱり変、だよね…あはは」
澪「…!」
唯「うん、やっぱりりっちゃんはいつもの方がキリッとしてていいよ!」

バンッ

律「ひっ…!」
澪「唯、お前はなにも分かっていない…」
唯「み、澪ちゃん?」
澪「律はなぁ!今まで私の為に、私の為にわざわざ口調まで変えて強い自分を演じてきたんだぞ!」
紬(二回言った…)
澪「それを…本来の律の姿をつかまえて『変』だと!?よくそんなことが…!」
律「澪…もういいから。私、確かに変だったから…」
澪「り、律!でもお前は…!」
律「いつも通りだよ。いつも通り…」
澪「…!」ダッ
律「あ…澪…」

唯「ご、ごめんねりっちゃん、私…」
律「ううん。唯は悪くない。な?」
唯「うぅ…りっちゃん…」
紬「…私はさっきまでのりっちゃんの方がいいと思うわ。それより澪ちゃんのところに行ってあげて?」
律「あ…うん、ありがとう。ムギ…ちゃん」ダッ
紬「ふふっ…」


―――――

―――――


律「澪、こんなところにいたのか」
澪「りつぅ…?」グスン
律「早く戻ろう?予鈴なっちゃったし…」
澪「でも…」
律「唯に悪気は無かったんだしさ、謝ろう?それで全部解決だ」
澪「りつ…」
律「ほら、行くぞ?」
澪「…だ、ダメだ!」
律「自分の非は認めなきゃダメだぞー?」
澪「ち、違う!私はちゃんと唯に謝るよ!でも律は…律は何も間違ったことしてないじゃないか!」
律「私はいいんだよこれで」
澪「いい訳あるか!律は、本当は…!」ガバッ

律「み、みお…?」
澪「…律、私といるとドキドキするって言ったよな…?」
律「あ、ああ…」
澪「それってつまり、私のこと、好きってことでいいのか?」
律「あ…」
澪「私は律のこと、好きだぞ…」
律「みお…う、うん。好きだよ、澪のこと、好きだ」
澪「ありがとう…」チュッ
律「ん…みお…」
澪「…律が本当はすごくかわいいってこと、自覚してもらうからな…」
律「みお…部室でこんなこと…」
澪「りつ…」


―――――

―――――


澪「ほら、やっぱり律はすごくかわいかったじゃないか…」ナデナデ
律「し、知らない、よ…」カァァ
澪「素直じゃないなぁ…(あれ?そういえば薬の効果…)」ナデナデ
律「うぅ…」
澪「ふふっ…(まぁ…いいか)」ナデナデ
律「でも…」
澪「うん?」
律「二人きりの時なら、あの口調でも…」
澪「! りつぅ!」ギュッ
律「み、澪…ちゃん」
澪「幸せだよ、りつぅ…!」
律「私も…。でも、澪ちゃん」
澪「え?」
律「その代わりに、二人きりの時はりっちゃんって呼んで欲しい…かな」
澪「!!」
律「みおちゃん?」
澪「幸せすぎ…りっちゃん…大好きぃ…!」ギュウ
律「えへへ…」


―――――

―――――


その後のことを話そうと思う。
まず私と律は休み時間になってから教室に戻り(ちなみに二限目まで終わっていた)、そのまま私は唯に謝った。
唯は「私こそごめん」と言いながら許してくれた。
ムギには今回薬を貰ったという大きな恩があったため、とりあえず律と付き合うことになった、とだけ伝えておいた。
「ムギちゃんって呼んでくれないの?」とからかわれた時にはその恩も忘れてしみいそうになったけど。

そうそう、薬の効果についてはまだ試作段階だから短めに調整してある、とのことだった。
多分、律が私を追って部室に来た時には…。

他にも律のかわいさを知ったクラスメイトの熱視線だとか、部活の時間のムギの「メスの匂いがする…」発言だとか、色々大変なこともあったけど…うん、大体こんな感じかな。


じゃあ律が待ってるんで、おしまい。



  • 終わり方が良いな。 -- 名無しさん (2011-03-28 03:29:57)
  • うむ。りっちゃんかわいすぎ -- 名無しさん (2011-10-31 00:56:29)
  • メスの匂いwww -- 名無しさん (2011-12-22 19:56:39)
  • 律「え…、もう澪ちゃんと離れちゃうの…?」澪紬「」ブフォッ この場面なんか和むww -- 名無しさん (2012-01-04 02:57:47)
  • なんだこの澪律すごくいい -- 名無しさん (2012-01-04 02:59:23)
  • むしろ俺が「」ブフォだわwww -- 名無しさん (2012-02-28 07:38:04)
  • 澪紬俺「」ブフォ -- 名無しさん (2012-03-04 11:29:12)
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