けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

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mioritsu

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だれでも歓迎! 編集
投稿日:2010/11/01(月) 02:54:17

もう時間は深夜の一時
草木は眠り、町の明かりもその目を閉じようとしているころ
光を煌々と照らし、ベッドの中で二人語り合う私たちがいた

その話題は、さっき見つけたアルバムのこと。
部屋の整頓をしていたら見つけた!と律が持ってきたものだ


それは一ページ開いただけで、
忘れかけていたあの日のことを思い出させてくれる魔法の書・・・なんてな。


ベッドに入り律と一緒にそれを眺めていると、不思議なくらいのスピードで時間は進む・・・
公園で空き缶をドラムに見立て叩いている幼い律・・・それを見ている幼い私。
夏の日のことだろうか?同じ布団に眠る私たちを撮った写真・・・律はやっぱり毛布跳ね除けちゃってる

その下に貼ってあるのは、次の日の朝の様子みたいだ
豪快な日本地図の描かれたシーツの前で大泣きする律と、
その横で涙目になっている私の写真
ベタだなぁ。と吹き出したくなるようなシチュエーションだ。
このおねしょ、実は・・・ううん、なんでもない。



そしてそれの横に貼ってあったのは、
律と私の顔のアップでシチュエーションがまったくわからないけど・・・
でも、これだって掛け替えのない一瞬を写した一枚なんだろう
きっとそうだ。

「なあ、みお?」

思い出に浸っている私の頬を軽くなでながら律がその名を呼び、
静かに

「私たち・・・これからもずっと一緒だよな」

そういった

さあ、どうかな。と意地悪な返事と共におでこを指で小突くと
照れくさそうに律は笑う・・・

もちろんだ
当たり前だ
私たちはこれからも、ずっと一緒

数え切れないほどに誓ったその言葉を、懲りずにまた誓った今
これもまた、掛け替えのない一瞬になるんだろうな



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