けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

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mioritsu

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だれでも歓迎! 編集
投稿日:2010/09/29(水) 12:42:08

本当に今日はついてない
目覚ましの故障、朝ごはん抜き、教科書を忘れたり、急な夕立.etc
とりあえず今日は疲れた…少し夕飯まで眠ろう…

濡れた制服をハンガーに架けて床に落ちているパジャマを取ったその時
ズルッとパジャマの上にあったベースがバランスを崩し、タンスの金属製の取っ手に向かって倒れてしまった
もしポッキリと折れてしまったら…
最悪の結果を防ぐため手を伸ばすが間に合わない!

『ガッ』

嫌な予感がした…
とりあえず弾いてみるが支障は無いみたいだ。
しかし1cm近くの線傷が出来てしまっていた
せっかく律が選んでくれたベースなのに……
ここはやはり律に打ち明けるべきか…

──打ち明けた場合──

律「買ってから1ヶ月も経ってないのに…大事にしてくれると思ったのに……澪となんか絶交だーっ!」

──打ち明けなかった場合──

律「こんな事を私に隠してたなんて……澪となんか(ry

両方ともバッドエンドしか思い浮かばない…どうするか……


しばらく悩んだ後謝るまでの期間を開けるよりマシだろうと思いベースを持ち律の家へ向かう

ピーンポーン

ピーーンポーン


聡「どちらさまですか?」

澪「澪だ…」

聡「お姉ちゃんならもうすぐ帰ってくると思うので部屋で待っててください」

澪「わかった……」


凄く気が重い…このベースの購入を決めた時の律の笑顔を思い出すと…つらい…


しばらくすると律が帰ってきた

律「たっだいまーっ!早速マキから借りてきた漫画でも読むか?」

澪「い、いや聞いて欲しいことがあるんだ…実は……グスッ…実は…ウッ…グス」

律「急にどうしたんだ?落ち着けよ」

澪「実は律が選んでくれたベースに傷が…傷が…傷が…グスッ」

律「どこだよ?」

澪「ここだよ…ここ!」

律「(まさかこの小さい傷か?)ああ、これか。よしちょっと待ってろ。」

律は自分のバックからペンケースを探しているようだ
私は俯いて泣いていたため音だけでそう思っていた

カリッ カリッ カッカリッ

さっきから明らかに擬音がおかしい…顔を上げると律が持っていたのはコンパスだった…まさか……!

律「じゃ~ん!傷が嫌ならメッセージに変えるまでよっ!」

傷があった場所には「I LOVE りつ」の文字が……

澪「あっ!なにするんだよ律!これじゃあ恥ずかしくってみんなの前で使えないだろ!」ボカッ

律「いった~っ!じゃあ私もスティックに書いちゃおかしらん♪でっかく赤い字で「澪命」とか…これでおあいこですわよね~♪」

澪「や、やめろーっ!それも恥ずかしいからやめてくれ!」



梅雨になると今でも鮮明に思い出す
今はマジックで隠しちゃったけど指を通して伝わって来る




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