けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

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mioritsu

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だれでも歓迎! 編集
投稿日:2010/08/04(水) 00:46:09

小学校時代、ちょっかいを出した時に見せる泣きそうな表情が可愛くて、毎日のようにちょっかい出してたっけ。
思えば、好きな子に悪戯したくなる子供、みたいな感じだったと思う

中学校時代、お互いに小学校の時より距離が縮まって今みたいな仲になってた。
バンド組もうよ、って我が侭を言ったのにも関わらず、お小遣いを貯めて中古のドラムセットを買った時、文句も言わず運ぶの手伝ってくれた。
それに、乗り気じゃなかったのに、お小遣いでベースを買ったから、セッションしよって言ってくれた時は我が侭言ってごめんねって気持ちと誘いに乗ってくれてありがとうって気持ちでいっぱいだった。
それに、私なんかじゃ桜ヶ丘なんて無理だって思ってたけど、
『一緒にバンド組むんだろ?』
って受験勉強に付き合ってくれてありがとう。

高校時代、一緒にバンド組もうって言ったのに、
『私、文芸部に入るつもりだし・・・』
って言った時は悲しかったし、ムギを誘い込む時に
『捏造すんなッ!』
って突っ込まれたけど、アレは本心だったんだよ?
それに澪の歌詞を見た時、体がかゆいみたいなこと言ったけど、ロックバンドには相応しくないけど、個人的には嫌いじゃなかったんだ。
だけど、女の子らしい一面を見せるのが恥ずかしかっただけなんだ。
二年の文化祭前に、澪が和と仲良くしてる姿に嫉妬しちゃった上に、風邪をひいて澪に迷惑をかけちゃった時もあった。
心配してお見舞いに来てくれた時は、物凄く嬉しかった。
三年になってロミオとジュリエットを澪がロミオを演じて、私がジュリエットを演じるって決まった時、心の底では飛び上がるほど嬉しかったんだよね。
それに、進路に関して私がずっと悩んでた時、澪と一緒の大学が良いと思ったから澪が推薦もらってた大学を第一志望にした。
『何で大学まで一緒なんだよ』
って言いながらも受験勉強手伝ってくれてありがとう。
結局、大学も一緒だ。これって悪く言えば腐れ縁だけど、プラスに言えば運命なのかな・・・
ずっとずっと一緒だって信じてたのに・・・・

大学でも、私たちはずっと一緒。
学部も学科も専攻する授業も学食も一緒。大学でも軽音部に入って、同じバンドで活動。
だけど、最近澪の奴、部長でギターをしてる先輩とやたら仲が良いみたい。
澪は大学に入ってから今までの引っ込み思案な性格が嘘のように積極的な性格になった。
当の先輩は、成績は主席だし、イケメンだし、優しくて人望もある。非の打ち所がない人とは彼のような人のことだろう。
だから、部内の他の女子メンバーから澪は嫉妬されてるけど、中には美男美女だから応援してる奴もいる。
澪の幸せを案じると私が身を引いた方が良いんだろう、だけど澪のことを考えると私は心臓が張り裂けそうになる。

そんなある日、部活終わりに澪が先輩に告白されてる姿を見た。
『先に行っててくれ』
って言われたけど、忘れ物を取りに行った時部室前で部室内の二人の姿を見てしまった。
私は頭が真っ白になった。部室前で引き返すことにした。気まずいからだ。

意識が戻った時、駅のホームで涙を流している私の背中を澪が抱きしめていた。
「バカ律ッ!」
澪は私に怒鳴る。その声はビブラートがかっていた、澪、泣いてる?
「私の気持ちも知らないで、勝手に死ぬなんて許さない!」
え?どういうことですか?澪しゃん
「私は、律のことが好きなんだよッ!」
は・・・・?どういうことだ?そう思って振り返るとそこには澪の唇があった。
私は澪にキスされた。それとも私からしたのかわからない。だけど、キスしたという事実は変わらなかった。
「でも、澪。今日、先輩に告白されてたじゃん。あれは、どういうことだよ」
私は今までの疑問を澪にぶつけた。ただ純粋にそれについて気になっていたのだ。
「確かに告白はされたよ。だけど、他に好きな人がいるって言って断ったんだ」
「それが私?」
「そう、しかも先輩は見抜いてた。それに先輩は私たちのお互いの気持ちを知ってたみたい。」
何が何だかわからなくなってきたけど、先輩は私たちが両思いだと知っていたようだ。
それに私たちがレズだと知っても、気持ち悪いとは思っていないようだ。
「最後に先輩は言ってた。『世間的には批判されても、俺は二人の味方だから』ってね」
気付くと澪は顔と目が真っ赤だった。駅にいる多くの人に自分の思いを聞かれて恥ずかしかったのだろう。
「律も言ってよ」
澪は小声で呟く。
「聞こえなかった、もっかい言って」
私は態と澪に言う。すると、澪は更に顔を赤くして
「律も好きだって言ってよ」
と大声で言った。流石の私も恥ずかしくて顔が少し赤くなる。
「私も澪が大好きだよ」
顔を真っ赤にして私も大声で叫んだ。私たちは抱きしめ合った。先輩の言うとおり世間の目は冷たいけど、
私たちは気にしない。愛さえあれば、それで良いと思うから。
「お婆ちゃんになっても一緒にいようね」
私は澪の耳元でそう囁いた



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