けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

短編106

最終更新:

mioritsu

- view
だれでも歓迎! 編集
投稿日:2010/06/13(日) 22:31:49

道を歩くと聞こえてくる ため息と称賛
隣で君が胸をはる 自分が褒められたわけでもないのに

あの頃君に言われた たった一つの言葉
それがわたしの全てを奪っていった
皆がわたしに言うのと同じ ただ簡潔な褒め言葉
皆がわたしに言うのと違う 初めて聞いた褒め言葉
幾百万の「綺麗」より たった一つでいい言葉 たった一つの良い言葉

最近言わなくなったねと 拗ねていじけてみせるけど
まったくちっとも気づかない 鈍感すぎる君がいる
もとより期待はしてないけれど かまってほしいわたしがいる

君と過ごす日々 ゆるい起伏とただ過ぎて行く時間
じゅうぶんしあわせだけれども
たまには一言言ってほしい
そうしたらまたさらに 君を好きになれそうだから

「澪ー」
「ん?」
「すき」

何度も言われた言葉だった 欲しかった言葉とも違った
でも
それまでに聞いた「すき」よりも
欲しかった「かわいい」よりも
嬉しいのは何故でしょう

わたしを喜ばせる天才
次は一体どんな言葉で わたしを堕としてくれるのでしょう
ハードル上げて待ってます
きっと
軽々と超えていくのでしょうけど



名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

記事メニュー
目安箱バナー