投稿日:2010/05/31(月) 08:17:14
-みお!どっか出かけようぜ-!
…ったく、お前はノックというものを知らないのか?
なんて悪態をつきながらも、毎度ながらの突然の訪問者を前にして私の頬は緩むばかりだ。
なんて悪態をつきながらも、毎度ながらの突然の訪問者を前にして私の頬は緩むばかりだ。
律がいきなり私の家にやってきたのがちょうど1時間前。
私たちは電車に揺られている。
特に行きたいとこが思いつかなかったので、とりあえず隣町のショッピングモールに行くことにしたのだ。
特に行きたいとこが思いつかなかったので、とりあえず隣町のショッピングモールに行くことにしたのだ。
しかし、人が多い。
通学は徒歩である私たちにとって満員電車はつらい。
通学は徒歩である私たちにとって満員電車はつらい。
そしてそれは小柄なあいつにとっては、さらにつらいものだった。
「うおー吊り革の野郎、生意気な!」
さっきから必死で背伸びをしてる律がとてつもなく愛しい。
助けてあげたい、けどもうちょっと可愛いその姿を見ていたくて、自然とまた頬が緩む。
…ちょっとニヤニヤしすぎじゃないか?私。
…ちょっとニヤニヤしすぎじゃないか?私。
「何ニヤニヤしてるんだー?澪ー」
「いや、律可愛いなーと思っただけ」
「んなっ…!他の人に聞こえるだろっ!」
「何照れてるんだ?本当のこと言っただけじゃないか」
「は…恥ずかしーこと言うなー!ばか澪…」
あーあ、真っ赤だよこの子は。
俯いたって赤く染まった耳までは隠せてませんよー。
俯いたって赤く染まった耳までは隠せてませんよー。
「…私につかまっとけよ」
耳元で囁いて引き寄せながら
ずっとこんな時間が続けばいいのに、思ってしまった目的地までの道のり。
ずっとこんな時間が続けばいいのに、思ってしまった目的地までの道のり。
- 俺「(澪ちゃん最後かっけぇ...)」タラリ... -- 名無しさん (2012-01-11 01:37:30)
- やべえ澪くそかっこいい -- 名無しさん (2012-04-27 18:40:57)