けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

短編90

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mioritsu

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投稿日:2010/05/04(火) 01:45:20

(あ、つい)
午前10時すぎ。かぶっていた布団を律のほうへ追いやりながら目を覚ました。
まとわりつく髪のせいで首筋にうっすらと汗が滲んでいる。
(今日は最高気温26度とか言ってたな)
ごろんと寝返りをうつと、さっき端に寄せた布団に抱きついた。
汗ばんだ背中や首にスーっ空気が触れて気持ちが良い。
起きる様子のない律だが、押し付けられた布団が暑いのだろう、モゾモゾと身を捩っている。
(こういきなり気温が上がるとなんかダルいなぁ。しかも隣で寝てるこいつは子ども体温だし)
「ちょっと…みお暑いって」
布団もとい律に抱きついたままそんなことをボーっ考えていると、律が目を覚ました。
律はすっぽりかぶっていた布団から顔を出すと、今度はそれを足下へ追いやる。
「なんか今日めちゃくちゃあつくないかぁ?」
「おはよう、今日は最高気温26度だって」
それを聞くと律は露骨に嫌そうな顔をして前髪を掻き上げた。
せっかくのゴールデンウィークだというのに、こうも二人してだらけていていいものか。
といっても昨日は軽音部のみんなと一緒に遊びに行き、それで疲れてしまったというのもある。
「律、そろそろ起きろ」
身体を起こしながら声をかける。
(ああ、やっぱ身体がダルい。昨日遊びすぎた)
「んー起きるのはいいけど。澪しゃんその格好は反則だよ」
そう言われてやっと、自分がパジャマの上しか身にまとっていないことを思い出す。
瞬間、昨夜のことも思い起こされて羞恥で顔が熱くなるのを感じた。
「なっなに言ってんだ!早く起きろ!」
律は私の反応を見ながら笑っている。
(律のやつ、なんで昨日の今日で平気な顔してられるんだ!)
恥ずかしくて死にそうになっていると、不意に後ろから律に抱きつかれた。
「澪、顔真っ赤になってるよ?」
「暑いからだ!」
無理がある言い訳をしていたら、そのまま律に押し倒された。
「りっ律」
「そーいう可愛い反応されると、また襲いたくなるんですけど」
それだけ言うと、不意に口づけられた。
私の髪を、頬を、優しく撫でながら何度も何度も口づける。
「ハァ、澪しゃんあついね…」
そう言う律の頬にも少し赤みがさしていた。
(暑いのに…これ以上暑くなってどうすんだ、バカ)



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