投稿日:2010/01/30(土) 16:57:36
放課後、低くなった太陽のオレンジ色の光が差し込む寂しげな保健室
外からぼんやり響いてくる運動部の掛け声
「…りつー…?」
窓際のパイプベッドから聞こえる微かな息使い
意識を集中させないと聞き逃してしまいそう
「…まだ寝てるのか?」
ゆらゆら風で揺れるカーテンをそっと引く
「…」
光と影が交差する中深い眠りにつき安らかな寝顔を浮かべる律
そんな律から目が離せなくて
澄んだ空気に吸い込まれていきそうで
私はその場に立ち尽くしてしまった
外からぼんやり響いてくる運動部の掛け声
「…りつー…?」
窓際のパイプベッドから聞こえる微かな息使い
意識を集中させないと聞き逃してしまいそう
「…まだ寝てるのか?」
ゆらゆら風で揺れるカーテンをそっと引く
「…」
光と影が交差する中深い眠りにつき安らかな寝顔を浮かべる律
そんな律から目が離せなくて
澄んだ空気に吸い込まれていきそうで
私はその場に立ち尽くしてしまった
「…ん、ん〜…みお?」
ゆっくりと瞬きしながら覚醒しつつある律の声でやっと我に帰る
「……すごく寝てたな、律」
「うーん…今何時?」
「もう5時近いぞ」
「そんな寝ちゃったかー…」
大きく伸びをしてもそもそと律が起き上がった
「…もしかして澪、ずっと見てた?」
「なっ」
図星を突かれて反射的に顔に血が上る
「へへ…恥ずかしい奴」
ゆっくりと瞬きしながら覚醒しつつある律の声でやっと我に帰る
「……すごく寝てたな、律」
「うーん…今何時?」
「もう5時近いぞ」
「そんな寝ちゃったかー…」
大きく伸びをしてもそもそと律が起き上がった
「…もしかして澪、ずっと見てた?」
「なっ」
図星を突かれて反射的に顔に血が上る
「へへ…恥ずかしい奴」
終