けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

短編74

最終更新:

mioritsu

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だれでも歓迎! 編集
投稿日:2010/01/10(日) 05:29:27

今日の澪は、機嫌が悪い。月に一回はこういう日がある
機嫌悪いくせに、私が家にあがり込むのには全然抵抗がないみたいで、
たいした苦もなく澪の部屋に入ることは出来た
まあ入っただけじゃ意味ないんだけどね
「みおー、あそんでよー」
「・・・ばかりつ」
私に背中を向け、壁際に座り込んでいるその背中には、かまってちゃんオーラが霞んで見える
本当に構って欲しくないなら部屋に入れるわけないもん。
仕方ないので、澪に背後から抱きついてみた
「なーにおこってんのー」
「・・・うっさいばか」
まったく抵抗もせず、口でだけ拒否感を演出しようとしてる
長年付き合ってるけど、この拗ね方は全然変わらない。理由も大体わかる
ホントは構ってほしいのに口では拒む 
これは私が別の子にばかり構っているときにする拗ね方
「みおー・・・理由言ってくれなきゃわかんないよー」
「・・・律なんか嫌いだもん」
でた!嫌い作戦!結構マジで怒ってる証拠だな。
今日の記憶を辿って原因を探しながら、澪の気持ちをほぐそうと口を開く
「えー、ショックだなあ。私は澪のこと大好きなのにー」
「・・・・!」
澪の体が急に熱くなる。ぽっかぽかだ
多分今顔真っ赤だろうなー
そんなことを考えていると、涙混じりの声を振り絞って澪が聞いてきた
「大好きだから・・・なんなんだよ・・・」
「んー?大好きだから・・・ずっとこうしてる」
そういって澪を抱きしめる力を強めてみる
「・・・バカ律」
何回バカって言われるんだ私は・・・でもそれを皮切りに、澪は体の力を抜き始めた
あとは言葉はいらない、ずっとこうしてればいつもどおりになる
「・・・あーもう、いっつも律のペースだな・・・」
澪が毒づく。その声にもう先ほどまでの怒りは感じられない
「んー?そうかなー」
少しとぼけてみた。すると澪はついに吹き出す。よし、これで一段落
オマケとして、澪の耳を後ろから舐めてみた
「~~!!ば、バカ律!!」
腕の中で高速で振り向き、私にパンチをかましてきた。よっし!元通りだな!
しかし、またバカだって。そんなバカかなあ私

まあ・・・澪にならどんなに言われても、嫌じゃないかな。
だってこれは、愛情の裏返しってやつだもんな?みーお!



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