投稿日:2010/01/02(土) 01:14:02
鏡の前で、髪を直す澪。
後ろからぼーっと眺めてみる。
後ろからぼーっと眺めてみる。
何度見ても綺麗な髪、だなぁ。
髪と髪の間から見える、白い肌も。
髪と髪の間から見える、白い肌も。
…じっとみていたら、変な気分になってきた。
なんだか、我慢ができなくなってきて。
少し横にずれて、鏡越しに澪へ視線を送る。
言葉を交わさずとも、何時もはこれで通じる、んだけど。
少し横にずれて、鏡越しに澪へ視線を送る。
言葉を交わさずとも、何時もはこれで通じる、んだけど。
肝心の合図に、気づいてくれない。
…仕方ない。
近づいて、後ろから抱きしめる。
近づいて、後ろから抱きしめる。
「り、律?」
「・・鏡、みて」
「・・鏡、みて」
吃驚して振り返ろうとする澪を制止する。
目が、あった。
私が何をしたいのかは、伝わっただろう。
私が何をしたいのかは、伝わっただろう。
鏡越しの澪の目は、拒否の意思を示していない。
それだけわかれば、十分。
それだけわかれば、十分。
おわる。