投稿日: 2009/12/27(日) 00:58:55
「りーつー」
「んー?」
「んー?」
私のベッドに寝転んでいる澪が、力のない声で私の名前を呼ぶ。
今日の私は、ちょーっと狼さんだったりして。
あんま近くに行かない方がいいかなぁと、自制しているわけだ。
なのに。
今日の私は、ちょーっと狼さんだったりして。
あんま近くに行かない方がいいかなぁと、自制しているわけだ。
なのに。
「こっち、きてよ」
かわいいかわいいウサギさんが、お誘いしてくるもんだから、困る。
いつもはほとんど甘えてこない癖に。
いつもはほとんど甘えてこない癖に。
「なんで?」
「・・りつの、いじわる」
「・・りつの、いじわる」
あぁもう、自覚なしに煽るんだから、ほんと。
「拗ねんなよ〜」
「拗ねて、ないもん」
「拗ねて、ないもん」
拗ねてるちびっ子は皆そういうんだぞ、知ってるか。
「りつが、構ってくれないんだもん」
あれかな、私を殺しにかかっているのかな、澪ちゅわん。
「りぃつ・・」
再度私を呼ぶ声。さっきよりも更に力がない。なんか色々、まずい。
もうだめだ、これに勝てるやつ、いるのか?
どうなっても知らないんだからな。
そう思いつつ、澪の方を向く。
もうだめだ、これに勝てるやつ、いるのか?
どうなっても知らないんだからな。
そう思いつつ、澪の方を向く。
…澪は、寝ていた。
「これはない、だろ〜・・・」
力のない声だったのって、眠かったからかよ!
- ったく、『私は律に振り回されてばっかりだ』とか言う癖に。
振り回されてるのはこっちだっつーの。
澪の場合無意識だから、余計手に負えないぞ!
澪の場合無意識だから、余計手に負えないぞ!
はぁ。・・・寝るか。
起きたら、ぜってーいじり倒してやるっ。
起きたら、ぜってーいじり倒してやるっ。
おわる。