けいおん!澪×律スレ @ ウィキ

短編44

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mioritsu

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寒い。
布団の中にいるというのに、寒い。
律はどうだろうと隣を見れば、目を閉じて規則正しい呼吸。
ぐっすり寝てる、羨ましい。

「どうせだからゆたんぽがわりにしても、いいかな」
「・・・だめ」

あ、起きてた。

「ごめん、起こしたか?」
「んーん。起きてた」

聞かれていたっていうのは、ちょっと恥ずかしいぞ。
っていうか、ダメなのか。真横にいるのに。

「なんでダメなんだよ」
「知らない」

ゆたんぽという表現が悪かったのか、それとも抱きしめちゃいけないってことだろうか。
前者ならまだしも後者だとちょっと、いやかなり傷つくんだけど。

「・・だって、寝れなくなるもん」

どうやら、後者だったらしい。でも、これは嬉しい理由。

「大丈夫、律は背中とんとんってすると寝るから」
「こどもか、私は」

だいたいあってると思う。

「どうしても、ダメか?」
「・・・澪はずるいよ」

その言葉は肯定かな。
ま、ダメって言われても、無理だけど。
ぎゅっと律を抱きしめたら、顔を近づけてきた。

「どうした?」
「ゆたんぽになったげるから、ちゅー」

まさかの要求。
とりあえず、律の髪をかき揚げておでこにキスをする。

「・・違う」

呟きとともに、不満げな顔。まぁそう言われると思ったけど。
あんまりにそれが可愛らしくて、クスリと笑うと余計不満げな顔になった。やばいかな。

「ごめんごめん、わるかっt」

最後まで言う前に唇を塞がれた。

「っおやすみ!」

結構恥ずかしかったらしく、胸に顔を埋めてしまった。
律の言った通り、確かに、寝れなくなっちゃったかも。

おわる。


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