HGカーボン、ジュラルミン等の出現まではほぼ必須だったFRPの二枚重ね。
最近の需要は減ってきていますが、マシン設定によっては必要になる場合もあるかと思います。
ここでは、全くずれずにFRP二枚を重ね合わせる方法を紹介します。
FRPは瞬着で接着しますが、「えいやっ」でくっつけるとずれること間違いなしです。
皆さんも何枚かFRPをおしゃかにした経験があるのではないでしょうか。
もしくはちょっとずれたFRPを「このくらい大丈夫」と使用してしまっているのではないでしょうか。
ミニ四駆は場所によっては0.1mmの精度が求められます。(たぶん)
では、作り方です。(超簡単)
1.FRPの張り合わせる面を平ヤスリで削る
目安はFRPの黒い面がはがれるてツルツル感がなくなるくらいまで。もちろん2枚とも。
2.FRPの張り合わせる面にカッターで斜めに網目状に切れ込みを入れる
5mm~1cm間隔くらいで。深く入れる必要はありません。もちろん2枚とも。
3.FRPを2枚重ね合わせてネジとナットで固定する
強くとめる必要はありません。ぶれない程度でOKです。2箇所は止めましょう。
4.FRPのずれをなくす
ハンマーなどで軽くたたいてまったくずれのない状態にします。
手で調整してもOKです。
5.2枚重なっているFRPのの「側面」に瞬着を塗りこむ
1や2でFRPを削ったり、カッターで切れ込みを入れているので、そこから瞬着が流れ込んでいきます。側面をきれいに1周塗りこみましょう。
6.乾かす
そのまま30分ほど乾かします。急ぐときはフーフーしましょう。ただし口の近づけすぎに注意!こむおは唇をくっつけてしまったことがあります。
7.もう一度FRP側面に瞬着を塗りこむ
8.乾いたらネジとナットをはずす
以上です。
ずれていないFRP二枚重ねの完成です。
(2010/06/20)
最終更新:2010年06月20日 21:36