はいれぐ陸号のマシン

はいれぐ陸号・カズのマシン紹介ページです。


使用マシン

マシン 時期 タイヤ径 概要 主な戦績
カズⅠ號
2010/6~ 大径 提灯マシン 特になし
カズⅡ號
2010/6~ 大径 すごく…テカテカです。2010/12~カズⅠ號に統合 特になし

【個人成績】
目下、23連敗中。やっぱりまだ1勝もできていません。
ぐぬぬ。とりあえず、色々とメンテナンス用品を揃えてます。

2010/11/07 オータムGP2010@品川SSF 1敗
2010/10/30 M4チャレンジ@TPM 5連敗
2010/10/30 M4チャレンジ@TPM 5連敗
2010/08/29 サマーGP2010@栃木 3連敗
2010/07/24 M4チャレンジ@TPM 5連敗
2010/07/11 サマーGP2010@品川SSF 2連敗
2010/06/26 M4チャレンジ@TPF 5連敗
2010/06/13 GP2010@浅草ROX 2連敗

【2010/12/13】

というわけで、折角モーターマスターを買ったので、
自分の持っているモーターを計測してみた。

【計測補助器の自作】
モーターマスターは、モーターに直接ワニ口クリップを付けてモーターを起動させる
という仕様のため、RC用の大きいモーターならば、それほど支障はないのかも知れないが、
ミニ四駆用のミニッツモーターでは、端子を破壊しかねない。
そのためちょっともったいないが、軽量センターシャーシを加工して、
モーターを取り付け、通常の電池で使用できる端子にワニ口をかますことで、
モーターを動かせる台を作成した。

あとは、この台を100均などで売っている万力で締めて、
モーターマスターの開口部に高さを調節して入れている。



モーターマスターでは、事前に高さを調節された台
(モーターメイトミニ)が売っているが、高い(2,500円)ので買わなかった。
せめて500円位で出して欲しい。


【計測方法】
1.モーターマスターの回転数計測モードを選択
2.対象のモーターを接続する
3.1分空回しをして、そのご、30秒で一番高い回転数と一番低い回転数を計測。

設定電圧は、アルカリ電池(1.5V*2=3.0V)想定と、
ニッケル水素蓄電池(1.2V*2=2.4V)想定の二つを実施。

モーター 2.4V 3.0V
HDP No1 Low:21510 High:21700 Low:27030 High:27150
HDP No2 Low:21330 High:21480 Low:26280 High:26400
HDP No3 Low:20430 High:20700 Low:26550 High:26730
LDP No1 Low:13470 High:13770 Low:16380 High:16470
LDP No2 Low:15470 High:15690 Low:18180 High:18420
Nomal No1 - Low:17550 High:17890
Nomal No2 - Low:18210 High:18480

HDP: Hyper Dash motor pro
LDP: Light Dash motor pro
Normal: Normal motor
ほとんどのモーターで、ハイパワーアルカリ5分、休憩5分、マンガン5分、休憩5分、
を3セットの慣らしを実施。

【考察】
ハイパーダッシュだけでも、モーターによっては、2割程度出力に差がある模様。
一番使っていたモーターが一番速かったのは良かった。
ハイパーダッシュに比べて、ライトダッシュはムラが大きい。

思い出したが、LDP No2は開けポンなので、鳴らしが十分ではなかった可能性が高い。
回転数によって、レースで使い分けができる点がとても良いが、
モーターマスターによる回転数計測では、通常のレース時にかかるはずの
路面による負荷をかけることができないので、トルクを計測することは不可能。
回転数を見越した上で、実際に練習でトルクを目検する必要がある。

意外と、ノーマルモーターがライトダッシュにせまる性能を発揮した計測値も
見受けられたが、ノーマルモーターの計測途中で、モーターマスターがビープ音を
発生して止まってしまう現象が起こった。

これは、モーターマスターの仕様として、一定以上の電流が流れなかった場合は、
モーターが端子から外れてしまっているとみなして、止まってしまう現象らしい。
つまり、ノーマルモーターが消費している電流はライトダッシュよりも低く、
結果として、回転数では同程度だが、消費電流が少ない=トルクが低いということだろう。

他サイトのモーター性能比較は今まで見た中では、
「TEA-league」さんの「モーター性能比較一覧表」が一番詳しい。
性能上で、ほぼ上限値を出しているので、モーターとしては悪くないものを
引いている気がする。

結果として、モーター間の性能比較ができたため、
レースによっては、モーターでのスピード調節を実施していこうと思う。

だが、モーター計測器間の比較では、モーターマスターは高い回転数を出す機種として
知られているようなので、他のモーター測定器でもやってみたくはある。


【2010/11/30】
同一モーターの性能比較のため、オークションでモーターマスターを
落札した。送料込みで、4300円位。

一昔前のモーターマスターだそうで、スリカーン3.0というバージョンらしい。
とりあえず、回転数計測と、モーターの慣らしが目的で、
コレはそれをできるらしいので、最新モデルでなくても問題なかった。
あと、通常は、ワニ口クリップである定格12Vの入力コードが、
バナナ口に替えられていたのでそれも使う。


で、モーターマスターは、定格12Vの電源が必要なのだそうだ。
電子回路やっている人だと、すぐにスイッチング電源が思い浮かぶだろう、
もしくは、ちゃんと電源作る人だったら、トランスから作るかもしれん。
でも、どちらにしても、5000円はかかる。
ググってみたら、PCのATX電源から作っている人がいるじゃないか。
ということで、アキバに行って、道具を調達してきて作ってみたので、
備忘録及び参考用に記録する。

注:下記の作り方を参考にされる方は、チームはいれぐでは責任を負いかねますので、自己責任でお願いします。ご容赦ください。また、くれぐれもご注意ください。

ジャンクの300WのATX電源(380円@ QC Pass)
(電源裏側に貼ってある説明書によると、12V10Aだそう。)
PCの20pinを挿すことのできる、ウケ口(160円@ 千石電商 本店)
サンハヤトの適当なユニバーサル基盤(130円@ 千石電商 本店)
適当なLED電球 赤と緑 (300円@ 千石電商 本店)
セメント抵抗 680Ω / 5W耐性 2個(100円@ 千石電商 本店)
タミヤの適当なスイッチ (200円@どこだか忘れた)
バナナクリップ受け口 2つセット(150円@ 千石電商 本店)
(12Vのクリップがワニ口の人は、ワニグチでも対応できるように。)
計1420円
駐車料金300円の計1720円。

工具は、持っているものを利用。
適当な被覆導線、はんだごて、はんだ、はんだごて置き。

ATX電源の20Pinのピンアサインは、ネットから調達し、適当に回路図を設計。


ちなみに定格12Vを出したいのだが、デフォルトだと、10.5V程度しか出力されない。
5Vにある程度の抵抗を印加しないと、電圧が上がらないという仕様だそうだ。
まぁ、PCで使う電源だから、12V→CPU、5V→各種ドライブや、拡張カードってことで、
ドライブとかを多数使ったら、電源内部の回路の設計上12Vの電圧が上がってしまう
ところを、定格12Vを越えないようにあらかじめ低い電圧にしてあるのだろう。

その為、上記回路は、680Ωの抵抗に適当なLEDをくっつけてある。
抵抗を印加したいためと、電源のON/OFFのステータスを図りたいため。
この回路の場合、電源をコンセントにさすと、5VSに接続された赤いLEDが光り、
電源ONにすると、5Vに接続された緑のLEDが光る設計になる。
抵抗の算出として、LEDは、ものにもよるが、1mAから、20mA位の幅で
電流をながしてやれば光る。もちろんそれ以上流すとぶっ壊れる。
LEDでの電圧は大体1.5V(店にはきいてないが、多分このくらい。)
とすると、抵抗での電圧効果は、5V-1.5V=3.5V。
抵抗が680Ωなので、下記のオームの法則に従って計算すると、

V=IR V:電圧、I:電流、R:抵抗
3.5 = I * 680
I = 0.0051A (5mA)

回路の電流はかならず一定なので、LEDには5mAの電流が流れることになる。
つまり壊れるほどの電流は流れず、なんとなくボヤーと光る。
抵抗で消費されるW数は、

W = IV
W = 0.01785W

つまり1Wで全然大丈夫なんだけど、あんまり計算せずにお店に行ってしまったので、
強そうなセメント抵抗をチョイス。
普通の1W耐性 金被抵抗なら、50円が30円になったのに。まぁいいか。

…でも、最初にATX電源の動作確認のため、抵抗もLEDもつけずにスイッチ直結したら、
ちゃんとモーターマスター動きました。ということで、つけなくても大丈夫。
ミニ四駆の慣らしに使うといっても、ミニ四駆用の
ミニッツモーターであれば、1.5Vでせいぜい数A程度なので、
モーターマスター内部で、12Vを変換してモーターを動かしているので、全く問題ない。

ちなみに最近の電源だと、電源自体にスイッチが付いている場合がある。
その時は、上記回路図のスイッチなんていらないので、直結してもOK。

ということで、回路どおりに、ユニバーサル基盤に
20Pin受け口と、スイッチ、抵抗、LED、バナナ口クリップをつける。
20Pin受け口と、スイッチ、バナナ口クリップの端子は、
ユニバーサル基盤の穴のピッチにあっていないので、
ミニ四駆用のリューターとかペンチで無理やり穴を開けて、瞬間接着剤で、固定。
そのあとは、半田ごてで、導線を各端子に接着。
ショートしないように、熱収縮チューブも忘れずに。



ついでに、この回路を固定するために、PC電源のカバーをちょっとはずして、
通気口用の穴にミニ四駆用のビスとワッシャとナットで台座を作成。
回路を載せて、ナットで締めれば回路用の入れ物すら不要。

ただ、回路の下がいきなり金属になるので、適当なビニールテープを
できあがった回路のうしろにベタベタ貼ってショートしないようにする。気休め。

本当は、GNDとして、PC電源の外側の金属カバーに回路のGNDをくっつけた方がいいのだが、
面倒くさいのでやってない。実際動いているので。

ということで、完成。



LEDもつくし、ちゃんと動きます。
かかった費用は、6,020円。結構リーズナブルに作れたのでそれなりに満足した。
この方法なら、PC電源自体には、変更を加えないので、
もし自分のPC用電源が壊れても、この電源を流用できます(笑)

で、モーターの性能を調べはじめるべきなのだが。
そのカンジンなところは、次回にお預け…ぐぬぬ。

*
最終更新:2010年12月13日 14:22
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